待ちに待ったパリオリンピックまであと半月
東京オリンピックが一年遅れたので少し早く感じられる
でも、こういう早いのは大歓迎
今回はメダル獲得が期待される競技、選手のリポート
夏季オリンピック金メダル獲得ベスト5
柔道 48(男子33・女子15)
レスリング 37(男子22・女子15)
体操 33(男子のみ)
競泳 24(男子17・女子7)
陸上 7(男子5・女子2)
金メダル獲得第1位・柔道
日本発祥でお家芸ともいえる柔道。日本断然の競技から体格を活かした外国勢に苦しめられた時期もあるが、金メダル獲得数第1位を譲らず伝統を守っている。パリでも期待出来そうな選手は多く、活躍が楽しみ。
男子では最も金確実と思われるのがキレ抜群の担ぎ技で連覇を目論む66キロ級阿部一二三。世界選手権4回、グランドスラム連覇など隙がなさそう。もう一人はパワーと積極的な攻めに定評があり、やはり連覇を狙うウルフ・アロン。
更には、大学の先輩でもある東京オリンピック金メダリストの高藤直寿との代表争いを勝ち抜いた永山竜樹。そして、オリンピック連覇の父斉藤仁との親子金メダリストを狙う、スピードと切れのある投げ技が持ち味の斉藤立。
女子では東京に次いで兄妹連覇を狙う阿部詩。東京後に両肩の手術を受けたが、復帰後も世界選手権やグランドスラムで無敵の強さ。やはり連覇を狙う78キロ超級の素根輝も手術で実戦を離れたが、復帰後主要大会を制して復活。
金メダル2位はレスリング
フリースタイルとグレコローマンの2種目がある男子レスリング。以前はフリースタイルで金メダル量産した時期もあったが、最近は女子の活躍の影に隠れた感じが否めない。パリも両種目合わせて7人の出場のみ。
国際大会などで傑出した成績を残した選手も少なく苦しいか。その中で世界選手権優勝の実績があるグレコローマン60キロ級の文田健一郎に期待。東京では銀メダルに終わったが、その後も安定した成績で悲願の金メダル獲得を誓う。
最近苦戦中の男子とは正反対に、4連覇の伊調馨をはじめ金メダル量産中の女子レスリング。まずは2014年のデビュー以降、外国人に負けなしの94連勝中の須崎優衣。パリどころか、伊調の4連覇をも狙え、無敵の進撃は続きそう。
更に期待が大きいのは、現在2017年からの公式戦133連勝中という53キロ級の藤浪朱理。父のレスリングクラブで幼少から腕を磨き、弱冠二十歳でこの成績。伊調、吉田沙保里の大物の系譜を継いでいくのは間違いなさそう。
その他金メダル獲得期待は
これまでの夏季オリンピック金メダルは総数169個。最多は前回東京オリンピックでの27個。海外で開催の大会では2004年アテネ大会の16個。パリでの日本選手団の目標は20個と高目だがどうなるか……。
過去の金メダル獲得が多かった競技が量産してくれそう。柔道では阿部兄妹の他に、ウルフ・アロン、斎藤立。女子では世界選手権3連覇中の48キロ級角田夏実にも期待したい。あの豪快な巴投げでの制覇を見てみたい。他に混合団体も。
レスリングも上記した3選手の他に上積みなるか注目。その他では体操男子の橋本大輝に個人総合と種目別鉄棒。更に団体でも2大会振りの制覇がなるか。陸上、競泳にも注目が集まるが、メダルはともかく、金メダル獲得は厳しいか。
また、人気の球技も楽しみだが金メダルまで届くかは微妙。それより、都市型スポーツ競技に期待が持てそう。選手の入れ替わりが激しいが、スケートボードや、ブレイキン等でニューヒーロー誕生の可能性もある。