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東京マラソン回顧。力の差は歴然、アフリカ勢に歯が立たず!

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3月3日寒い雨の中で行われた2019東京マラソンは、高速コースに日本記録保持者の大迫傑の出場で再び日本記録更新の期待で注目の中スタート。

2時間4分台のペースメーカーによる高速レースに積極的に付いていけたのは佐藤悠基だけで、注目の大迫はトップから少し後ろの位置でレースを進めていた。

優勝したビルハヌ・レゲセ(エチオピア)等のアフリカ勢が2時間4分台のペースでトップ集団を形成する中、果敢に食らい付いた佐藤は25キロ地点で日本人トップに立って健闘する。

2月の丸亀国際ハーフマラソンで転倒して痛めた左膝と右手首の怪我が完治しない状況で、一心に注目を集める佐久長聖高の後輩の大迫を常にリードする積極的な走りで、32歳の先輩が意地を見せた。

終盤に失速して2時間15分7秒の16位に終わったが、前半高速レースに対応した経験は既に出場権を獲得している、マラソン・グランドチャンピオンシップ(MGC)に向けての手応えになったはず。

一方の大迫は序盤から先頭集団の後方に付けていたが、見せ場もなく中間地点付近で遅れるとそのまま失速。

29キロ手前で立ち止まって歩き始め、まもなくコースを外れて棄権。

「スタート地点から寒くて、途中から身体が動かなくなり棄権せざるを得なくなりました」と、大会事務局を通じてコメントが発表された。

体調不良なら仕方ないとも思うが、その寒さの中でエチオピアのレゲセが2時間4分台で走っているのだから力の差は歴然で、MGCに不安材料が出たと同時に、公言している東京オリンピックでのメダル獲得は更に厳しくなったといわざるを得ない。

結局、日本人トップは初マラソンの堀尾謙介(中大4年)で、2時間10分21秒の5位。
優勝したレゲセの2時間4分48秒から5分33秒差という寂しい結果になった。

もちろん、初マラソンで結果を残した堀尾は賞賛に値するが、他にMGC出場の権利を獲得した今井正人、藤川拓也、神野大地等の実業団ランナー達には更なるレベルアップが求められる。

これで来週のびわ湖毎日マラソンは残っているが、東京オリンピック出場をかけた9月のMGCは混沌としてきた。

これまでは日本記録保持者の大迫、前日本記録保持者の設楽悠太、井上大仁、服部勇馬が四強とされていたが、他のMGC出場選手にもチャンスが出てきた。
願わくば、東京オリンピック出場だけが目標でなく、メダル争いに加われるレベルでの競争になって欲しい。