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お帰りなさい、新谷仁美

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今日行われた全国都道府県対抗女子駅伝でユニークな天才が復活しました。

新谷仁美(30)。
2012ロンドン五輪代表。
2013世界選手権モスクワ大会女子1万メートル5位入賞。

当然、2016リオデジャネイロ五輪も期待されたが、2014年1月に右足裏の故障でいきなり引退を表明してOL生活に入る。

しかし、2018年6月の記録会で復帰。
12月にはオーストラリアで1万メートル31分50秒の今年のカタール・ドーハで行われる世界選手権参加標準記録を突破。

一旦は走るのが嫌いと言って辞めた陸上競技に、私の世界はやはりここと再認識して戻ってきました。
正直、30歳という年齢はトラック競技では微妙かもしれないが、あくまでも1万メートルの世界でチャレンジするつもりと言う。

同じ長距離界のエース福士加代子と同じ天才天然キャラだが、第一線で走り続ける福士先輩と違ってもし駄目ならすぐに辞める、とあっけらかんと言い放つ。

だが、今日の都道府県女子対抗駅伝では東京代表のエース区間9区アンカーとして、16位で引き継いだタスキを7人抜き9位でゴールして、福士の区間記録30分52秒には及ばなかったが、31分06秒の区間賞でゴール。

「悔しい。あと一人抜いて8位入賞したかった」と残念がり、
「走るのは今でも大嫌い。努力するのも嫌い。ブランクは才能で埋めました。だって私天才だから」
と言っています。

福士はマラソンで東京五輪を目指すが、新谷はあくまでも1万メートルの代表を狙う。
モスクワ世界選手権1万メートルで争った福士・新谷の天才天然キャラコンビがマラソンと1万メートル代表を目指してチャレンジする。

この二人がそれぞれの種目代表になれば、東京五輪がなおさら熱く楽しくなるが、これから目が離せない日が続きそう。