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混戦模様の大相撲夏場所、令和初の賜杯は誰の手に?

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● 加速する世代交代

今年一月に横綱稀勢の里が引退して横綱は34歳の白鵬と33歳の鶴竜の二人だけ。この両横綱も怪我に悩まされて最近休場が増えている。

白鵬は一昨年1月からの15場所中8回、特に昨年の1月からの9場所中実に6回も休んでいる。鶴竜も一昨年の1月からは白鵬と同じ8回の休場。

優勝も昨年からの8場所中、白鵬と鶴竜が2回ずつ勝ち取っているが、後の4場所は全て関脇以下の力士で、大関の優勝は一昨年の初場所に綱取りを果たした稀勢の里以来、13場所も途絶えている。

今や、2場所に1回は下克上という状態。高安はまだ29歳だからベテランと言うには少し早いかもしれないが、大関という地位と相まって若手には入らないのは確かだろう。

今場所の焦点は押し寄せる世代交代の波を横綱鶴竜、大関豪栄道、高安の上位陣が食い止められるか、あるいは同じ大関の貴景勝をはじめとする若手が一気に飲み込んでしまうかに絞られる。

● 力を見せ付けるか上位陣

• 横綱鶴竜は白鵬の休場で一人横綱で場所を迎えるが、「初めてじゃないし、『一人横綱』という事で特に思う事はない。変な感覚もないししっかり集中してやるだけ」と、平常心を強調。

最近は怪我に悩まれているが、「場所前に痛みが無いのは久しぶり」と、体調に不安はない。

ただ、最近は序盤に取りこぼして優勝争いに遅れを取っているだけに、スタートが大事になるが初日は2連敗中の小結御嶽海、2日目気風のいい平幕北勝富士が相手だけに、ここを突破出来るかが鍵になりそう。

• 稽古場では横綱級の強さを誇る大関豪栄道。今場所前も体調に不安はないようで、先場所12勝挙げたように序盤を乗り切れば優勝争いに絡んできそう。初日は押し相撲の北勝富士が相手なので要注意だが、自分の相撲で白星発進出来れば乗っていけるだろう。

• いつも優勝候補に挙げられながら未だに賜杯を抱いていない大関高安。場所前は引退した元横綱稀勢の里との稽古で1勝20敗と惨敗して心配されたが、馬力のある相手に敢えて左四つで挑んでいたようで、本人は悪い感触ではなかったようだ。現に連合稽古では新大関貴景勝を圧倒している。

初日琴奨菊、二日目遠藤と当たるが両者共にまともな相手だけに、落ち着いて自分の相撲を心がければ波乱はないだろう。

● 若さの勢いで世代交代なるか

• 新大関とはいえ、22歳という若さから敢えて若手に入れた貴景勝。圧倒的な馬力での押し相撲だが、貴景勝の場合は一気に持っていかないで相手の動きを冷静に見ながらのはたきも決めるクレバーな相撲も取る。

ただ、大関までは押し一本の勢いで上がれても、横綱を目指すなら安定した四つ相撲も必要なのがこれまでの常。まだ若いだけに、今の内に相撲を変えるのか、それとも常識を覆して押し相撲一本で綱を狙うのか、ここ数場所の相撲を見てみたい。ただ、押し相撲に無い安定感も持ち合わせているので、優勝争いに加わる可能性もある。

• もしかしたら、実力的には一番なのかもしれない逸ノ城。先場所14勝1敗の成績は内容にも強さが感じられ、白鵬との取り組みがあれば優勝はどうなっていたか分からない程の強烈な印象を残した。

ただ、逸ノ城の場合はメンタル面。圧倒した翌日にあっさり土俵を割る相撲を何度目にした事か。普通なら一気に持っていかれる事は無いのだから、もっと重心を落とした受ける相撲を磨けば鬼に金棒。先場所覚醒していたのであれば一気に頂点も狙える逸材。

• このところ怪我に悩まされて貴景勝に先を越されたが、実力的には御嶽海の方が上だと思っている。ただ、御嶽海も上位陣に強いが下位の力士にあっさりと脆さを出す場面も見掛けるので、安定感を身に付けて逸ノ城と出世争いをして欲しい。

以上の6力士で優勝を争うと思っているが、今は絶対的な存在がいないので、優勝を経験している栃ノ心、玉鷲。更に常に前向きな北勝富士の3力士にも注目したい。

 

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