プロ野球も開幕から2ケ月経過。交流戦が始まりました
皆さんのご贔屓のチームはどうですか。私はチームより好きな選手で一喜一憂
ま、どちらも人生と同様に自分の思うようには行かないようで……
今回はそんな中、パ・リーグでまさかの快進撃11連勝をみせたロッテのリポート
千葉ロッテ11連勝の軌跡
5月14日 対オリックス 4―1
5月15日 対オリックス 1―1
5月17日 対日本ハム 1―1
5月18日 対日本ハム 6―4
5月19日 対日本ハム 4―3
5月21日 対西武 5―3
5月22日 対西武 2―1
5月24日 対ソフトバンク 3―1
5月25日 対ソフトバンク 2―0
5月26日 対ソフトバンク 7―1
5月28日 対ヤクルト 5―3
5月29日 対ヤクルト 3―3
5月30日 対ヤクルト 3―3
5月31日 対阪神 5―4
6月1日 対阪神 3―2
ミラクル・ロッテ!
ロッテが11連勝といっても正直ピンと来なかった。普通2桁連勝するようなチームは勢いに乗って打線が華々しく活躍するような試合が多かったりする。ところが、上記のように引き分け4を含む上に、ほぼ2点差以内。
圧勝したのは5月26日のソフトバンク戦の7―1だけ。先発投手ではエース佐々木朗希は昨年までの凄さは見られず、上半身の疲労回復遅れという理由で一軍登録抹消。来年はメジャー挑戦という噂も聞かれるが体力的に問題あり。
防御率パ・リーグトップ1.45のメルセデスは勝ちに恵まれず1勝のみ。4勝3敗小島和哉、3勝3敗種市篤暉。そして規定投球回数には達していないが、11連勝中に唯一2勝を挙げた4勝3敗西野勇士らの活躍が目立つ。
投手陣は健闘していると思うが、問題は打線。現在、打撃ベスト10に入っている選手は皆無。打率でチームトップは岡大海の.267と、11連勝を飾ったチームとはいえないような状態。
そもそも、ロッテはクリーンアップだけでなく先発起用が殆ど日替わり。絶対的な選手が見当たらないのが原因だと思うが、連勝中は上手く起用がハマった感じ。しかし、ラッキーは長くは続かないもの。
この11連勝を含む15試合は采配が当たって、後半追い付いたり逆転する試合が多かった。正にミラクル・ロッテという乗りの勝ち方。連勝が止まった後の戦い方を注目してみたい。
19年振りの優勝は
ロッテの前身は大毎という球団と聞いた覚えがあるが、生まれる前の話なので自信はない。調べてみると1949年設立の毎日オリオンズが原点になるようだ。その後、大毎オリオンズ、東京オリオンズを経て1969年ロッテオリオンズ。
本拠地も東京、仙台、川崎と転々として1992年シーズンから千葉ロッテマリーンズとして現在に至る。仙台も本拠地としてではなく、宮城球場を中心に後楽園球場、神宮球場、川崎球場を転々としてジプシー・ロッテと言われたらしい。
ロッテとしてのパ・リーグ優勝は球団名変更の翌年1970年。74年には400勝投手として知られる金田正一監督で制覇。しかし、その後は31年振りの2005年まで待たされる。それ以来18年間優勝から遠ざかるロッテ。
19年振りの優勝には佐々木朗希の大車輪の活躍、あの2013年の楽天・田中将大並みの神がかった成績が求められるが……。しかし、佐々木以外にも先発投手は駒が揃っているので、それほど心配はないのかも。
問題は日替わりになっている打線。本来なら中軸として期待されるソト、ポランコだが、本塁打、打点とも物足りない。ただ、ロッテの良さは高レベルとはいえないが、同じぐらいの力の選手が揃っている点かもしれない。
11連勝しても、まだトップのソフトバンクとは5ゲーム差。戦力を考えれば厳しい数字。連勝の止まった後の戦い方が優勝への鍵になる。19年振りの栄冠へは投打共に絶対的な切り札の存在が必要。頑張れロッテマリーンズ。