
猛暑というより酷暑の中で始まった夏の甲子園
暑さ対策として2部制が取られるなどの改革も
今回は断然の優勝候補に横浜が挙げられているが、深紅の優勝旗を占うリポート
その前に一言。今年から暑熱対策として2部制になっている。第1試合8時、第2試合13時30分、第3試合16時、第4試合18時30分
しかし、第2試合は10時30分にすべきではないか。最も気温が上がる昼過ぎに試合開始では暑熱対策になっていない
更に、そんなに暑さが心配なら真夏の開催時期を変えるか、甲子園球場ではなくドームでの試合にするべき
有力2校
殆どのマスコミ等で優勝候補に挙げられているのが横浜。最速157キロの織田翔希が注目の的だが、その他にも2年生左腕小林鉄三郎、遊撃手と兼任の池田聖摩の150キロトリオで投手力は万全。野手も前年からレギュラーだった選手も多く、投打共に最高レベルを誇っている。
この厚い陣容では文句無しと言いたいところだが、一発勝負のトーナメント戦だけに絶対とは言えない。現に昨年も今年以上の選手層に恵まれながらベスト8止まり。現世代で臨んだ春の選抜では、まさかの初戦敗退。まずは、昨年優勝の沖縄尚学と当たる一回戦を快勝したいところ。
横浜と相対する存在に挙げたいのは東北の雄仙台育英。2年生ながら宮城大会決勝で宿敵東北を相手に1失点の好投で優勝に貢献した古川諒弥。そして、3年生右腕147キロの梶井湊斗、他にも140キロ台のピッチャーを揃えている。早くから複数の有力投手を育ててきた経験も心強い。
打撃面でも宮城大会5試合59得点と脅威の爆発力。1番の小久保颯弥、一年生ながら主力として活躍する丹羽裕聖、そして4番田山纏をはじめ切れ目のない打線が売り。更に、守備、走塁面でも鍛え抜かれ、欠点の見当たらないバランス良いチーム。4年ぶり2回目の優勝へ機は熟したか。
対抗2校
激戦区の大阪を勝ち抜いた履正社を忘れる訳にはいかない。大阪大会7試合を66得点、僅か5失点で勝ち上がったのを考慮すれば総合力は全国トップクラス。最速148キロ右腕のエース木村颯と、準決勝の対金光大阪戦で完封した2年生でサウスポーの上山篤慶の二枚看板は強力。
履正社の看板ともいえる強力打線は今年も健在。「内は飛び抜けた打者はいないけど、1番から9番まで、どこからでも得点出来るのが特徴」と言う多田晃監督。しかし、決勝で16得点など長打力もある打線は脅威。ただ、初戦の相手は愛知の強豪享栄。強力投手陣を打ち破って波に乗れるか。
すっかり甲子園の常連校となった九州の強豪神村学園。近年は2年連続で4強入りを果たすなど、力は全国クラス。今春の選抜では横浜に完封勝利、2回戦で準優勝の智弁和歌山には惜敗したが存在感は十分示した。鹿児島大会では準決勝まで全てコールド勝ち、決勝でも快勝と乗っている。
横浜を完封したエース龍頭沙樹に次ぐ投手が課題だったが、2年生左腕の松永遙斗の台頭は大きい。打線も鹿児島大会でチーム打率4割1分9厘と強力で、総合力では全国トップクラス。鹿児島県の悲願、夏の甲子園大会制覇へ機は熟したか。神村学園から目が離せない。
伏兵校は
伏兵と言っては失礼になる程、他の強豪校も多士済々。春の準優勝校智弁和歌山は春1回、夏3回制覇の強豪。元阪神の中谷仁監督が公言するエース和気匠太の先発でゲームを作り、強力打線で勝ち切るパターンに持ち込めるか。和歌山大会5試合、3本塁打など12長打の打線が鍵を握りそう。
3年連続6回目と甲子園の常連校になりつつある健大高崎。群馬大会では前橋商業との決勝戦こそ苦戦したが、その他はほぼ快勝と言っても良い内容。エース石垣聡志と左腕の北田莉玖が投の両輪。打は主将の石田雄星を中心に佐藤麻恩、神崎翔斗ら、長打力と機動力を兼ね備え、上位を目指す。
夏の甲子園大会は準々決勝以後は改めて組み合わせ抽選が行われるので、決勝戦に残るチームは予想しづらいが、上記の6校を中心に楽しんでみたい。
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