他人の財布を覗く趣味はないので芸能人やスポーツ選手の収入には興味を持った事はない
フリーエージェントになった大谷翔平の契約は相当な金額になるだろうとは思っていた
しかし、10年契約の総額1014億円とは……。たかが野球に、と思う人もいるだろう狂騒曲のリポート
大谷翔平とは
花巻東で2回甲子園に出場はしたが、目立った活躍は無しに終わった大谷翔平。ただ、高校最後の夏の岩手県大会でのアマチュア史上最速となる160キロで注目を浴びる。
しかし、本人は最初からメジャーへの憧れが強く日本でのプレイは望んでいなかった。が、ドラフト会議では日本ハムが単独指名。指名を蹴ってのメジャー挑戦も不可能ではないが、結局大谷は日本ハム入団。
日本ハムには5年在籍し、2015年こそ投手部門の三冠を獲得したが超一流という程の成績は残してはいない。それでも、何故かメジャー志向が異常に強い大谷はポスティングでエンゼルスへの移籍を果たす。
もともと新しい物好きなアメリカ人は殆ど見られない二刀流に異常な興味を示す。ただ、メジャー移籍後の最初の数年は投打共に一流という程の成績は挙げられていない。
大型契約まで
しかし、2021年シーズン辺りから大谷に急激な進化がみられるようになってきた。特に打者としての成長は目覚ましく、日本での成績も含めて自身のキャリア最多の46本塁打でタイトル争いを賑わせた。
更に、翌2022年シーズンでは投手としてメジャー初の2桁15勝を挙げ、名実ともに超一流の二刀流と認められる。もちろん、それ以前から注目を浴びてはいたが、私的にはこのシーズンで本物と認められた気がする。
そして、今年は故障なども重なってフル出場ではなかったが2年連続の2桁勝利となる10勝をマーク。打者としても44本で日本人として初めてとなる本塁打王を獲得。歴史にその名を刻んだ。
今後の大谷は
そして、フリーエージェントを迎えシーズンオフの話題を独占した大谷の移籍騒ぎ。当初からエンゼルス残留の可能性は無いと思っていた。数球団との契約交渉が行われていたようだか、700億円、800億円……との報道。
だが、蓋を開けてみれば本命視されたドジャースと10年総額1014億円という天文学的数字。メジャーとしてはもちろん史上最高額。サッカーのメッシの年俸80億円も超え、総額としてはスポーツ界初の1000億円超となった。
この仰天契約で更に野球ファンの注目を集める事になる大谷。ただ気になるのは9月の右肘の手術。来シーズンは打者に専念するとの事。仮に、肘の関係で二刀流としての思うような成果が挙げられなかった場合、ファンの反応が心配。