前回書いたセ•リーグの引退、戦力外、自由契約選手一覧。今回はパ•リーグのレポートをお届けする。その前に残念なニュースが二つ入ってきたので冒頭で書いておきたい。
昭和のプロ野球黄金期を支えた『史上唯一の400勝投手』金田正一氏が6日死去されました。『球界の天皇』『黄金の左腕』と最高級のニックネームで呼ばれ、近寄りがたい存在の大投手の反面、『カネヤン』という親しみのある愛称も持っていて、引退の後は監督としてロッテを日本一に導く等の実績を残し、退任後はタレントとしても活動していた。
もう一つは前回のセ•リーグの部になるが、中日の松坂大輔投手の退団が決まった。中日は来季の契約を打診したが、中日入りの際に尽力してくれた森繁和前監督と友利結氏が中日を退団する事になり、「僕もいてはいけない」と自ら退団を申し入れ了承された。今後は自由契約選手として所属先を探す事になる。
● 西武の引退、戦力外、自由契約選手
カスティーヨ 投手 自由契約
大石達也 投手 戦力外
高木勇人 投手 戦力外
小石博孝 投手 戦力外
南川忠亮 投手 戦力外
松本直晃 投手 戦力外
郭俊麟 投手 戦力外
金子一輝 内野手 戦力外
斉藤彰吾 外野手 戦力外
昨年7勝4敗1H3Sと活躍したカスティーヨが右肘故障後登板が無いままウェーバー公示を申請されて退団になったのは痛い。早稲田から鳴り物入りで入団した大石も期待に応えられないまま去るのは残念。
● ソフトバンクの引退、戦力外、自由契約選手
中村晨 投手 戦力外
笠原大芽 投手 戦力外
島袋洋奨 投手 戦力外
張本優大 捕手 戦力外
沖縄興南で甲子園優勝を果たした島袋。中大から入団後5年で去る。たった2試合しか登板出来なかったのは悔いが残るだろう。今後に注目したい。
● 楽天の引退、戦力外、自由契約選手
森雄大 投手 戦力外
池田隆英 投手 戦力外
福山博之 投手 戦力外
島井寛仁 外野手 戦力外
橋本到 外野手 戦力外
野元浩輝 投手 戦力外
井出亮太郎 投手 戦力外
鶴田圭祐 投手 戦力外
山田大樹 外野手 戦力外
俊足巧打の橋本。巨人で一時レギュラー確保したが怪我に悩まされ、大物選手のFA移籍で巨人から地元楽天に移って再起を誓ったが、今年わずか11試合でノーヒット。まだ29歳なので移籍先を探して復活して欲しい。
● ロッテの引退、戦力外、自由契約選手
福浦和也 内野手 引退
関谷亮太 投手 戦力外
阿部和成 投手 戦力外
大嶺祐太 投手 育成打診
島孝明 投手 育成打診
高濱卓也 内野手 育成打診
李杜軒 内野手 戦力外
大木貴将 内野手 戦力外
伊志嶺翔大 外野手 戦力外
地元の千葉習志野高校出身で2000本安打を花道に引退するミスターロッテ福浦。今後は指導者として活躍出来るか。ルーキー年に規定打席到達して大活躍の伊志嶺。年々出場機会が減って今季は一軍出場機会無し。31歳になったが現役の可能性探るか。
● 日本ハムの引退、戦力外、自由契約選手
實松一成 捕手 引退
田中賢介 内野手 引退
中村勝 投手 戦力外
田中豊樹 投手 戦力外
立田将太 投手 戦力外
森山恵佑 外野手 戦力外
岸里亮佑 外野手 戦力外
日本ハムから大リーグまで経験した田中。あと1本でNPB1500安打を前に引退は残念だが、経験を生かして指導者として恩返しか。
● オリックスの引退、戦力外、自由契約選手
岸田護 投手 引退
成瀬善久 投手 戦力外
青山大紀 投手 戦力外
岩本輝 投手 戦力外
高城俊人 捕手 戦力外
宮崎祐樹 外野手 戦力外
塚原頌平 投手 戦力外
メネセス 内野手 契約解除
先発に中継ぎに抑えに八面六臂の活躍でオリックス一筋の岸田。38歳までマウンドに立てて悔いはない。
今年も悲喜こもごもの引退、戦力外、自由契約選手。プロである以上は結果が全てで淘汰されていくのは仕方がない運命。たとえ、想い描いていたプロ生活を送れなかったとしても、ファンから見れば憧れの野球エリートだったのは間違いない。厳しい経験を今後の人生に活かして新たなグラウンドで輝いて欲しい。
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