嫌な世の中になってますね。自民党はせっせと裏金作り。バレても反省もなく既得権益は手放さない
トヨタ等の企業も不正を働いても、会長は違反は無くならないだろうと平気で開き直りのような会見
このブログにはスポーツ以外は持ち込まないつもりだったけど、余りにもふざけた世の中につい一言
今回はスポーツア・ラ・カルト。こちらも一言言いたくなるような明暗が分かれた話題のリポート
日本人初メジャー2勝笹生優花
先週全米女子オープンで4年振り2回目の優勝を果たした笹生優花。ゴルフでのメジャー勝利はマスターズ・トーナメントの松山英樹、女子では樋口久子(全米女子プロ)、渋野日向子(全英女子オープン)等があるが、2回目の制覇は男女を通じて日本人初の快挙。
日本人の父とフィリピン人の母との間にフィリピンで生まれた笹生。6歳で一旦日本に移住したが、小学2年時に再びフィリピンへ。その直後からゴルフを始め、数々のジュニア大会で活躍。2017年再来日して代々木高等学校に入学。その後、尾崎将司に師事。
2019年JLPGA(日本女子プロゴルフ協会)プロテスト合格。翌年、高校卒業しプロとして日本ツアー参戦。6月、メジャー全米女子オープンで初出場初優勝の快挙。帰国後、日本の女子ツアーでも2勝。2021年からはアメリカに本拠を移しLPGA参戦。
どんな競技や大会でも1勝は勢いで勝つ事もあるだろう。しかし、2勝は実力の証し。東京オリンピックはフィリピン代表として出場した笹生。2021年11月には日本国籍を選択し、パリオリンピックで今度は日本代表としてメダルを目指す。
ノーヒットノーラン大瀬良大地
6月7日、広島のエース大瀬良大地が史上90人目のノーヒットノーランを達成した。2013年九州共立大学時、広島からドラフト1位指名を受けて入団。翌2014年10勝8敗の好成績で新人王。故障などもあって低迷した時期もあったがエースとして活躍してきた。
特に、キャリアハイとなった2018年は15勝7敗で最多勝利、最高勝率の2冠獲得。故障の経験はあるものの、浮き沈みの多い投手というポジションにしては安定した成績を残してきた一人。
ただ、昨年10月に右肘の手術を受けて5年連続努めていた開幕投手は同期入団の九里亜蓮に奪われる。今年は抜群の安定感で防御率1.07も勝ち星には恵まれず、この試合までは2勝0敗。
以前より球速が落ちてきたがカットボール、スライダー、カーブ、フォークボールに加えて今年多投しているシュート。正に七色の球種で相手に的を絞らせない投球。開幕前は低評価の広島もこのゲームで首位浮上。2年目の新井貴浩監督の下、6年振りの優勝へ大瀬良が導くか。
少子化で全国中学校大会競技減
全国中学校体育大会27年度以降の実施状況
継続
陸上、バスケットボール、サッカー、バレーボール、軟式野球、ソフトテニス、卓球、バトミントン、柔道、剣道、ソフトボール(女子のみ)
中止
水泳、ハンドボール、体操、新体操、相撲、ソフトボール(男子のみ)、スケート、アイスホッケー
30年度以降中止
スキー
明るい話題に対して深刻なのは全国中学校体育大会。現在実施されている19競技の内、約半数の9競技を取り止めるというショッキングな内容。理由は少子化や教員の負担軽減。継続する競技も3日間以内での開催を目標とするとのこと。
継続と中止の基準は加盟校の内、活動する部の設置割合を示す【部活動設置率】が20パーセント。しかし、一律に基準割合だけで判断するのは乱暴な決定。日本のお家芸とも言われ、オリンピックでメダルを量産してきた水泳、体操。更には国技の相撲まで中止とは……。
時を同じくして今、国体(国スポ)の在り方も議論されている。財政事情や開催地の負担が原因だが、これでは益々日本の活力が失われてしまいそう。たかがスポーツというかも知らないが、大相撲やプロ野球、W杯の盛り上がりを見ればスポーツの力は大きいと思うのだが……。