俄には信じられないが、スキージャンプの小林陵侑の快進撃が続いている。
昨年までW杯未勝利で、平昌冬季五輪で少し名前を知られたとはいえ兄の小林潤志郎ほどのネームバリューは無かった。
というより殆どノーマークの無名でした。
それが今季のW杯初戦で3位入賞すると、それ以降は1、1、3、1、7、1、1、1、1、1、1、と12戦9勝と神がかり的な強さで圧倒しました。
今入った情報によるとW杯7連勝の新記録は残念ながら成らず7位に終わったようですが、絶好調時の女子ジャンプの高梨沙羅も真っ青の快進撃です。
特に年末年始の伝統のジャンプ週間では4戦4勝と無敵の強さで日本人初の完全制覇を成し遂げました。
これほどの大ブレイクは他のスポーツでも皆無と言っても過言ではないでしょう。
その理由について、所属先の土屋ホームの監督兼選手のレジェンド葛西紀明は肩甲骨が大きく飛び出ている点を上げていました。
ただ、心配なのは日本人選手が活躍する度に難癖めいた事を理由にして、規則改変するのが常の欧州スキー界。
これまでも、度々身長の低い日本人選手が不利になるようにスキーの長さを変えてきました。
スキーはヨーロッパが本場で、国の数も多いので都合の良いように規則改変を提案しては多数決で変えてきました。
更に、昨年平昌冬季五輪が終わったばかりで次の北京冬季五輪までにはまだ三年あります。
小林の快進撃も三年続くとは限りませんので、2022北京冬季五輪でも金メダル確実とは言えません。
ただ、小林はまだ22歳です。
更なる進化を遂げて北京冬季五輪で金メダルを獲得して欲しいです。