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低調に終わった日本選手権水泳競技大会。大丈夫か、東京オリンピック?

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4月2日から8日まで行われた日本選手権水泳競技大会。
池江瑠花子の白血病によるリタイア、荻野公介の原因不明の不調等、暗い話題が続く水泳界。
そんな中、暗雲を吹き払うような好記録が期待されたが、残念ながら日本記録は2。代表内定も10人だけという寂しい結果に終わってしまった。

世界選手権派遣も各種目2位以内で派遣記録突破という決まりだったが2位以内どころか、優勝しても派遣記録に届かない種目が続出。
期待された種目、選手も世界新記録はおろか日本記録も更新出来ない体たらく。

そもそも、現在の日本水泳界で注目され、好記録の出せる可能性が高いのは男子個人メドレーの荻野と瀬戸大也。男子平泳ぎの渡辺一平と小関也朱篤。
女子では個人メドレーの大橋悠依くらいのものだろう。
池江はマルチな活躍を見せていたが、各種目別に見ると記録的に通用するのはアジアレベルで世界で争うまでには至っていなかった。

それにしても期待される選手が少ない中、荻野、池江の不出場は更に日本水泳界のレベルを下げ、瀬戸、大橋等が優勝して派遣記録を突破しても、それに続く選手が現れず2位になっても派遣記録を上回る水準では無く、みすみす2枠を逃してしまう体たらくが続出。

その上、第一人者である瀬戸や大橋が派遣記録突破しても、それに付いていける選手が見当たらないので結果的に主役が競る事も少なく、自身の記録低下につながるという負の連鎖。

このままでは今年の世界選手権にも来年の東京オリンピックにも期待が持てるのだろうか……、という不安が先立ってしまう。

この沈滞ムードを吹き払うのは荻野、池江の復帰だろうが、現時点ではまだ目処が立たない状況なので名前を挙げた各選手の活躍はもちろん、それに続くべき選手達の底上げが欠かせない。

戦後の日本水泳界を振り返ってみると数年おきに好不調の波があって、今はその底に当たるのかもしれない。が、そんな悠長な事を言っている場合ではない。
東京オリンピックは来年に迫っている。
この現状を打開するには瀬戸大也と大橋悠依が世界選手権で活躍して、好記録でメダルを獲得して日本水泳界を引っ張っていくしかない。

今後種々の競技でオリンピック代表を選ぶ大会が待っている。
新年度の最初に行われた競泳の日本選手権大会にはその先陣を切ってもらいたかったが、残念ながら厳しい言い方だが期待はずれに終わってしまった。
これからの一年間の発憤に期待したい。

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