Warning: Use of undefined constant phpable - assumed 'phpable' (this will throw an Error in a future version of PHP) in /home/blue0825/blue0825.com/public_html/wp-content/themes/cocoon-child-master/tmp-user/head-insert.php on line 1

全英オープン2回戦、錦織風格さえ漂う多彩なショットで圧勝!

人気ブログランキング

全英オープン2回戦で錦織圭が安定したサーブ、多彩なショット、抜群のスピードでランキング55位地元イギリスのキャメロン•ノリー(23)に快勝。1回戦に続きストレートで危なげなく勝ち上がった。風格さえ漂わせて地元期待の新鋭を1時間48分の省エネで退けた。

今大会の錦織は前哨戦を休んで全仏オープンで痛めた右上腕の回復に努め、初めての芝コートを心配されたが、調整が上手くいったようでいつになく体調も良く、体がキレッキレに見える。1、2回戦共ストレートで勝ち上がれたのは、スタミナに不安のある錦織にとって最高のスタートになった。

 

 

● 第1セット6━4で錦織

ノリーのサーブで始まった第1セットから第5セットまでお互いにキープしたが、常に先手を取ってアグレッシブなテニスを見せたのは錦織圭。特にサーブからの速い展開は安定感抜群で、サービスゲームでは全くキャメロン•ノリーを寄せ付けず、第2、第4セット共ラブゲーム。

しかし、第6セットはショットのミスが目立って先にノリーにブレークを許す。ところが、先手を取った事でノリーが気が緩んだのか、第7セットはダブルフォールトを連発して自滅。第8セットは錦織の高い打点からの好ショット連発でキープ。

ゲームカウント4━4と並ばれたノリーは第9ゲーム必死にキープを目指して何度もデュースで粘るが、大事などこでミスショットとダブルフォールトが出てブレークを許してしまう。第10ゲームを手堅くキープした錦織が6━4で第1セットを先取した。

● 第2セット6━4で錦織

第2セットもノリーのサーブから始まるが、錦織のリターンが冴えてラブゲームブレーク。しかし、2ゲームは錦織のダブルフォールトやショットミスで逆にブレークを許す。更に、3ゲームもノリーのサーブが不安定で錦織に主導権を握られて、またブレーク。立ち上がりから3ゲーム連続でブレークという波乱の展開。

4ゲームで錦織がサーブとネットプレーの巧さで、このセット初めてのキープを果たすと、それからは一転してお互いにブレーク合戦が続き、9ゲームをノリーがキープして5━4と錦織のワンゲームアップ。最後の第10ゲームは錦織がずっと安定しているサーブから楽にキープして、結局第1セット同様に6━4で錦織が取った。第1セットの40分より更に短い35分で終えた。

● 第3セット6━0で錦織

第1セット、2セットと同様にノリーからのサーブで始まったが、錦織のリターンが冴えて多彩なショットで相手を翻弄し、錦織のブレークでスタート。第2ゲームは相変わらず安定したサーブから、ノリーに的を絞らせない攻めを次から次へと繰り出して錦織のキープ。

第3ゲームが始まると、観客が暑さのせいか気分が悪くなり、その対応で5分間の中断。せっかく良いスタートだったので試合に影響出なければ……、と心配されたが相変わらずキレのあるショットと、素早いネットプレーでブレークして3━0とリード。

第4セットは錦織の経験に裏付けされた豊富な攻めのアイデアを生かして、ノリーに付けいる隙を与えずラブゲームでキープ。続く第5ゲームも圧倒的なスピードのショットとリターンでキープに成功し、5━0と王手をかけた。そして、第6ゲームは安定したサービスから主導権を握り、余裕綽々のキープで6━0のストレートで勝利を収めた。

● ベスト8以上目指せる!

まだ2回戦を終えたばかりだが、今大会の錦織は何度も言うようにコンディションが良い。その上、いつも4大大会は序盤戦で苦戦して、強敵と相まみえる準々決勝辺りでは既にスタミナロスの状態で辛酸を舐め続けてきた。しかし、今大会は体調が良いせいか2回戦までは思い描いた通りのテニスが出来て、その結果1回戦2時間10分、2回戦1時間48分と余裕を持って勝ち上がり、心身とも万全の状態。

今後、ミロシュ・ラオニッチ(ランキング17位)やロジャー•フェデラー(3位)等の強敵が待ち受けているが、錦織のここまでを見ていると得意ではなかった芝コートの戦術やショットの選択が的確なので、自信を持って試合に臨めている。大坂なおみが不調の今、代わって錦織が頂点に上り詰める可能性が日増しに高まってきた。

 

 

コメント