3月9日、10日に京セラドーム大阪で行われる「ENEOSジャパンシリーズ2019」日本ーメキシコ戦の代表メンバー28名が発表された。
・投手
梅野雄吾(ヤクルト) 初選出
原樹里(ヤクルト) 初選出
山岡泰輔(オリックス)
山本由伸(オリックス) 初選出
松永昂大(ロッテ)
山崎康晃(DeNA)
今永昇太(DeNA)
三上朋也(DeNA) 初選出
高橋礼(ソフトバンク)
森唯人(ソフトバンク)
森原康平(楽天) 初選出
田口麗斗(巨人)
・捕手
小林誠司(巨人)
田村龍弘(ロッテ)
甲斐拓也(ソフトバンク)
・内野手
京田陽太(中日)
吉川尚輝(巨人) 初選出
岡本和真(巨人)
大山悠輔(阪神)
清宮幸太郎(日本ハム) 初選出
中村奨吾(ロッテ)
村上宗隆(ヤクルト)
・外野手
田中和基(楽天)
吉田正尚(オリックス) 初選出
野間峻祥(広島) 初選出
上林誠知(ソフトバンク)
近藤健介(日本ハム)
西川遥輝(日本ハム) 初選出
正直、え、これ日本代表メンバー?
と、驚きました。
投手陣ではクローザーと予想される山崎や森こそいるものの、先発として昨年二桁勝利を挙げた投手が誰ひとりいません。
一応、昨年こそ不調でしたが今永、田口は過去の実績がありますが日本代表としてファンが納得出来る人選とは到底思えません。
その点、捕手は正に日本代表の正捕手とも言える甲斐を始め、小林、田村共に各球団のレギュラーなので順当なところでしょう。
内野手も京田、岡本、中村等は昨年実績を残していますし、その他の選手は経験を積ませる為と思えばある程度は頷けない事もありません。
外野手も本来の日本代表クラスと比較して重厚さに欠ける気はするが、それでも全て各球団で活躍した6選手なのである程度は納得出来ないこともない。
それだけに、投手陣、とりわけ先発投手の薄さが目立つと思うのは私だけだろうか。
開幕前のこの時期に本来の日本代表クラスの選手を招集するのは球団との交渉が難しいところがあるのは分かります。
しかし、仮にも日本代表というからにはそれ相応の実績のある選手を選ばなければ意味がない気がします。
同じような時期に行われるにしてもWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の場合にはさすがに実績のある選手を選びますが、今回はメキシコ戦の2試合のみ。
いわば親善試合みたいなものだから致し方ないのかもしれませんが、サッカーの場合は仮に国際親善試合の1試合だけでも、真に日本代表に値する選手を選びます。
はっきり言って、メキシコ戦ならこのメンバーでも勝てると踏んだのかもしれません。
しかし、これではわざわざ一国の代表として来日するメキシコ代表に失礼にあたるのではないでしょうか。
稲葉監督がどのような基準でこのメンバーを選んだのかは分からない。が、サッカーの日本代表監督みたいな権限を与えられていないというなら、それこそ稲葉監督に失礼ではないだろうか。
常設侍ジャパンの監督として任せたのなら、もっと監督に権限を与えるべきです。
それに、常設とはいえシーズン開幕前のこの時期に公式大会ならいざ知らず、親善試合的なゲームを開催する必要があるのだろうか。
野球も日本代表と名乗るからには、サッカーみたいにファンがある程度納得出来る人選をするべきだろう。