新型コロナウイルス禍から解放されて始まった今年のプロ野球。WBC優勝で盛り上がって最高のスタート
ただ、今年は各競技の来年のパリオリンピック予選や世界選手権、ワールドカップなど国際大会の目白押し
最近は野球だけにとどまらず、どんな競技でも世界に目を向けられる傾向が顕著。ペナントレースはやや影が薄かったような……
そんな中で行われたペナントレースやクライマックスシリーズも終了。関西対決になった日本シリーズを占ってみる
ペナントレース順位
セ・リーグ
1 阪神 85勝53敗5分 ーーーー
2 広島 74勝65敗4分 11.5
3 DeNa 74勝66敗3分 0.5
4 巨人 71勝70敗2分 3.5
5 ヤクルト 57勝83敗3分 13.5
6 中日 56勝82敗5分 0
パ・リーグ
1 オリックス 86勝53敗4分 ーーーー
2 ロッテ 70勝68敗5分 15.5
3 ソフトバンク 71勝69敗3分 0
4 楽天 70勝71敗2分 1.5
5 西武 65勝77敗1分 5.5
6日本ハム 60勝82敗1分 5
今年のセ・リーグ
最初に、当ブログで開幕直後に『プロ野球ペナントレース開幕❗好スタートは、そして優勝争いは⁉️』という4月4日の記事。その時の予想はヤクルト、阪神、巨人という順位でした。
穴があったら入りたいという感じの予想でした。3連覇を狙うヤクルトがまさかの大失態で借金26の5位とは……。三冠王の村上宗隆が不調の極みで、開幕から最後まで存在感を発揮出来ずに無冠で終えたのが大誤算。
代わって主役に躍り出たのは開幕カード3連勝の阪神。大竹耕太郎、伊藤将司、村上の新三本柱が躍動。それに加えて実績組の西勇輝、青柳晃洋も物足りないとはいえ8勝。打線も大山悠輔、佐藤輝明の主軸に中野拓夢、近本光司と粒揃い。
それに加えて、岡田彰布監督の年季の入った好采配で序盤から飛ばして主導権を握った。稀に逆転もあるが、勝負の要は先手必勝。ヤクルトや巨人というライバルとみられた球団の不振を尻目に、後半は独走して9年振りの日本シリーズへ。
今年のパ・リーグ
一方のパ・リーグはソフトバンク、オリックスに西武という順位の予想。こちらもセ・リーグと同様に結果的にはオリックスの独走になってしまった。しかし、日本ハム以外は途中まで優勝やAクラスを掛けて混戦の面白いレースだった。
オリックスの勝因は投手力に尽きる。ライバル佐々木朗希の故障によるリタイアがあったとはいえ、3年連続主要投手部門三冠の山本由伸をはじめ、山崎福也、宮城大弥の先発組。安定した中継ぎ陣営に、抑えは平野佳寿と隙がなかった。
最終的に15.5ゲーム離されたとはいえ、2位のロッテの活躍は讃えられていい。打撃に関しては主軸になる選手が不在なのが痛かった。投手は何といっても佐々木朗希のひ弱さが懸念材料だが、他の若手の活躍は来季に繋がるか。
本命に挙げたソフトバンクはエース千賀滉大の抜けた穴が大きかった。打力はあるだけに来季の巻き返しに期待したい。終盤Aクラス争いに割って入った楽天は今年も復活ならなかった田中将大が誤算の上に打力が相変わらず低調。
日本一はどっち❔
投手力では絶対エース山本由伸のいるオリックスか。更に、山崎福弥、宮城大弥の10勝トリオがいるのは心強い。ただ、問題は第4の先発投手。クライマックスシリーズでは山岡泰輔、東晃平が投げたが、どちらかに託すのか。
阪神は村上、伊藤将司、大竹耕太郎に、西勇輝でくるのか。更に、青柳晃洋もスタンバイと先発投手の層では負けていない。抑えの切り札岩崎優の存在が大きく、早めの継投で必勝パターンに持ち込めるか。
逆に打線では阪神が一枚上手か。近本光司、中野拓夢の1、2番コンビが塁に出て足でかき回し主軸の大山悠輔、佐藤輝明で返す野球がキチッと出来ている。特に前半の不振から立ち直りチームトップの24本塁打、92打点の佐藤に注目。
全く頼りにならないと思っていたオリックス打線。だが、終わってみればチーム打率、本塁打数がリーグトップと意外な結果。ただ、阪神のような主軸の迫力に欠ける。その点、終盤復帰した森友哉の存在感が大きく、その活躍が鍵を握る。
今シリーズは監督の采配にも注目したい。就任後3年連続リーグ優勝のオリックス中嶋聡監督が名将の域に到達するのか。それとも、今年復帰した阪神岡田彰布監督がベテランの味を見せてオリックスの連覇に待ったを掛けるのか。
終盤はどちらもぶっちぎりの好成績で終えた両チーム。短期決戦だけに爆発力も大事。投手はほぼ互角。打線で阪神が主導権を握って38年振りの優勝とみた。
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