ようやく、秋らしい天候になって、やっとスポーツの秋到来という感じになってきた
毎日毎日、大谷をはじめ大リーグの話題ばかり取り上げられる日が続いているけれど
猫も杓子もカネに釣られて行った大リーグの話題には全く興味ありません
ということで、今回はセ・リーグの投手部門と、打撃部門の上位選手情報
セ・リーグ投手部門
最多勝利 菅野智之(巨人)④
最優秀防御率 高橋宏斗(中日)初
勝率第1位 菅野智之(巨人)②
最多セーブ マルティネス(中日)②
最優秀中継ぎ 桐敷拓馬(阪神)初
松山晋也(中日)初
最多勝利、勝率第1位を獲得した菅野智之。ここ3年は不甲斐ない成績に終わっていただけに喜びも一入の事と思う。見事な復活を果たした。ある評論家は、「復活ではなく、ニュー菅野誕生」と言い、投球フォームの改善が成功という。
その結果、ストレートの威力とキレが増し、変化球の制球力が良くなったのが要因という。全盛期200奪三振の豪腕のイメージは薄れたが、150を超える回数を投げて四死球20は抜群の数字。その安定感こそが復活の第一の要因。
その菅野がメジャーに再挑戦という。2021年はポスティングシステムで申請したが、希望額に届かず断念。『メジャーに挑戦』と言っても、結局はカネかとしらける。しかも、35歳の年齢を考えると今更という気にしかならない。
投手部門の主要タイトル獲得者の中で、目立つのが最下位の中日選手の活躍。その中で最も注目されるのはプロ入り4年目22歳の高橋宏斗。高卒2年目の2022年に一軍登板を果たし6勝。昨年もバックの援護に恵まれない中7勝。
最速158キロの直球に、当てる事さえ難しいと言われるキレのあるスプリットを武器に、1、2年目共に防御率は2点台をマーク。一気に開花した今年は防御率1.38、12勝4敗とエースに成長。来年は球界のエースになれる逸材。
セ・リーグ打撃部門
首位打者 オースティン(DeNA)初
最多本塁打 村上宗隆(ヤクルト)③
最多打点 村上宗隆(ヤクルト)②
2022年、令和初の三冠王に輝いた村上宗隆。3割1分8厘、134打点、56本塁打と堂々の数字の三冠で一躍時の人となった22歳。それだけに注目された翌23年は84打点、31本塁打とまずまずの成績ながら、今一のレッテル。
今年も開幕から不振が続き53試合本塁打ゼロ。5年振りに4番から外される始末。しかし、5月以降は好不調の波はあるものの一時の不振からは脱却。22年程ではないが、86打点、33本塁打で2冠に輝いた。
このところ、打点、本塁打部門では村上のライバルと言えるのが岡本和真。2020、2021年連続2冠の後、22年は村上の三冠王で屈辱の無冠。23年は41本塁打で一矢を報いたが、今年は再び無冠に。
同じ高卒だが、村上より4歳先輩の上に一軍登録が4年目からで、2冠達成は24歳時。どうしても村上程、注目はされないが2人がセ・リーグ屈指のスラッガーなのは紛れもない事実。メジャー志向の村上の移籍前に一矢を報いられるか。
激しいデッドヒートが最後まで繰り広げられた、セ・リーグ首位打者。DeNAが残り3試合の時点で、ヤクルトのサンタナと、2位オースティンの差は6厘。ほぼ、サンタナで決まりと思われたが、オースティンが3安打の固め打ち。
ヤクルト最終戦は1厘リードのサンタナが不出場。一方、2戦残したオースティンは1打席目の安打で逆転に成功。残り1試合は出場しないで首位打者確定。いつもの事だが、僅か1厘を争う終盤の駆け引きは、ある意味面白い戦い。