
今年になって横綱の優勝がない異例の大相撲
今場所一人横綱大の里が復権を懸けた戦い!
縺れに縺れた大相撲秋場所のリポート
大相撲秋場所の記事はこちらにも掲載しています↓↓

復活!大の里
唯一無二を掲げて横綱に昇進した大の里。2場所目に横綱として初めての優勝を飾るなど順風満帆なスタートを切ったかに見えたが、翌九州場所に思わぬ試練が訪れる。場所中に左肩鎖関節脱臼で千秋楽に初土俵以来初めての休場。翌年の初場所は出場に踏み切ったが10勝5敗の成績。
更に左肩の故障は完治していない状態で、春場所も出場したが初日から3連敗で休場に追い込まれてしまい、自身初めての負け越し。夏場所も左肩の故障は癒えず初日から休場。そして、先場所は出場したが精彩を欠いて優勝争いに絡めないまま9勝6敗と横綱らしからぬ成績に終わってしまう。
今場所も場所前は稽古十分とは言えない状態での出場。その上、豊昇龍が休場で一人横綱という重圧の中で序盤は悪癖の叩きも出て、前途多難の船出。4日目に高安に土を着けられてしまう。その後も土俵際で白星を拾う相撲も見られたが、苦手力士との取組も含めて8連勝と星を伸ばす。
12日目には2差リードして独走態勢に持ち込んだ。が、翌日から霧島、琴桜の両大関に敗れて3敗で安青錦に並ばれてしまう。そして迎えた千秋楽の相星決戦。立合いに強烈なもろ手突きで安青錦をはじき、鎧袖一触の突き出しで圧倒。6場所ぶり6回目の優勝を己の最高の相撲で飾った。
霞んだ大関陣
綱取りに挑んだ霧島。大関復帰後に連続12勝で共に優勝決定戦に敗れたが、今場所優勝で横綱昇進。しかし、10日目で5敗となり早々に失速。左四つ、寄りという得意の形に持ち込めず力強に欠ける取り口が目立った。千秋楽に何とか勝ち越したが、再び綱取りを狙うには厳しい状況。
前半7日目まで1敗で久しぶりに優勝争いに加わるかと思われた琴桜。しかし、中日から続いた若手相手の3連敗で失速。14日目に大の里に勝って見せ場は作ったが、9勝6敗に終わった。前半は柔軟な足腰からの回り込みでの白星もあったが、攻め込む相撲も見られたのが明るい材料か。
左足骨折や、足首の負傷など左の足の故障に悩まされている安青錦。それらの故障で大関陥落から先場所優勝で復帰。今場所も万全の状態ではなく4日目から3連敗。しかし、そこから8連勝と盛り返し千秋楽の相星決戦に持ち込んだが、大の里に一蹴された。故障を治して上を目指して欲しい。
明暗の関脇陣
幕内最重量の体を活かした攻めが板に付いてきた熱海富士。がっちり捕まえて前に出る圧力は大の里以上のようにも見えた。しかし、横からの攻めにはまだ十分な対応が出来ていないようで苦戦。終盤はまさかの5連敗と大失速。スタミナ切れか精神的な弱さか、来場所の土俵で判断したい。
幕内最軽量の体では関脇の座は重荷になるのではという危惧もあった藤ノ川。しかし、持ち前の気の強さとスピード、粘り強さで大関総なめで11勝4敗の大活躍。今場所はやることなす事ハマった感がないでもないが、大関昇進の一番手にのし上がった。警戒される来場所に真価が問われる。
活躍の平幕勢
番付順に来場所も楽しみな平幕勢を挙げてみたい。大の里に土を着け、36歳にして力強さに衰えがない高安。負け越したが、再び三役で活躍して欲しい。初日からまさかの5連敗から、残りを9勝1敗で乗り越えた義ノ富士。立合いからの鋭い攻めと、柔軟な足腰での粘りでいずれは大関候補。
180センチ184キロの如何にもゴツそうな体で遮二無二前へ出る23歳の藤凌駕。決まり手を見ても押し出し、押し倒しで約7割。これから上位陣の脅威になりそうな予感。怪我で二度も三段目まで陥落しながら幕内上位に戻てっきた朝乃山。以前より積極的な取り口で再び大関を目指す。
写真ブログも運営しています。鳥取砂丘近辺の海岸と砂丘の夕陽!こちらに掲載しています↓↓
