
綱取り、大関昇進と話題の多かった大相撲秋場所
中日を終えて不安要素のあった横綱大の里トップ
優勝争いの行方を占う中盤のリポート
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優勝は横綱か?
左肩痛で9月4日の稽古総見では万全には程遠い状態も、7日の二所ノ関一門の連合稽古では復調気味の力強い取り口もあった横綱大の里。初日の大栄翔戦は持ち前の馬力を発揮できずに、思わず引く悪癖で辛勝。前途多難を思わせたが4日目の高安に敗れた後は徐々にらしさを発揮。
周囲が次々に星を落として中日8日目で1敗で単独トップ。9日目も平幕の23歳藤凌駕を相手に立合いで圧力を掛ける事が出来ずに引いてしまったが、危なげなく勝利。大の里の引きは、引き足が早いので余裕が感じられて安心して見ていられる。ただ、引きや叩きが癖になるのは避けたい。
残り6日間は全て三役との対戦が組まれそうだが、大関陣は一気に出てくる相撲の力士はいないので比較的楽に取れそう。むしろ小柄な藤ノ川、伯乃富士が要注意。更にめきめき力を付けてきた、自分よりも大きな熱海富士が強敵。この相手を攻めきれる事が出来れば完全復活といえよう。
優勝は大関か?
綱取りの霧島、復調気味の琴桜、先場所優勝して大関に復帰した安青錦の三大関。霧島は5日目までは1敗と順調だったが、力強さに欠ける取り口で、6日目、更に8、9日目と連敗して4敗目を喫して綱取りの目は無くなってしまった。前に出る力を付けないと再びの綱取りは難しそう。
やはり5日目まで1敗で来た琴桜。柔らかさを武器に相手に先手を許しても、立ち回りの巧さでいつの間にか勝っているという相撲っぷり。しかし、中日は伯乃富士の速攻に為すすべもなく敗れ、9日目は藤ノ川相手に気迫の攻めを見せたが、這わされて連敗。優勝争いから後退してしまった。
先場所優勝して大関復帰の安青錦はまだ左足の怪我が完治しておらず、痛々しい取り口が続く。3連勝のスタートを切ったが、4日目から一気に攻めるタイプの相手に3連敗。その後は危ない相撲ながら粘っこい相撲で3連勝しているが、優勝争いに食い込むのは厳しそう。
優勝は関脇か?
一敗の大の里を追って快調なのが関脇陣。巨体を活かした攻めが脅威な熱海富士。以前のような土俵際での逆転勝利という相撲は影を潜め、回しを取って前に出る取り口で開眼。勝つ時はブルドーザーのような迫力で相手を圧倒。反面、横からの攻めにやや脆い。優勝と大関の両手に花なるか。
幕内最年少にして最軽量ながら、速い動きと相撲勘の良さで暴れ回っているのが藤ノ川。大きな相手にも真っ向勝負で大健闘。9日目は2敗同士の琴桜相手に押されても残って逆転の投げで勝ち越しに王手。流石に優勝は無理かとも思うが、勢いは一番で大番狂わせなるか注目したい。
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