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プロ野球終盤戦、佳境を迎えるセ•パの優勝とCS争いは?

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プロ野球も各チーム残り30ゲームを切って最後の追い込みに入ったが、今年はセ•リーグはだいたい順位が見えてきたようだが、パ•リーグは史上稀にみる混戦状態で最下位の勝率が過去最も高かったチームに並ぶ勢いで、『史上最強の最下位』誕生の可能性もあり得る。

例年9月に入れば『消化ゲーム』等と言う声も聞こえてくるのが常だが、今年は最後の最後まで目が離せない熱い戦いが観られそうだ。

● 九分通り決まりかけたセ•リーグ

一時は2位のDeNAや広島に並びかけられた巨人が8月28日現在、残り試合25でマジックナンバー19。2位DeNAに5ゲーム差と、ほぼ優勝確定まで来ている。7月後半4連敗2回。更に7月31日からの6連敗の時は一気にDeNAや広島に追い越される雰囲気だった。

きっかけは8月9日のヤクルト戦だろう。この試合、ヤクルトが1回から毎回得点で4回表で7━0。しかし、巨人はその裏坂本勇人の一発で反撃の狼煙を上げると、その後岡本和真の2本塁打で追い付き最後は延長10回亀井善行の犠牲フライでサヨナラ勝ち。

ヤクルトに3タテを食らわすと、一気に波に乗りそれからの4カードを10勝2敗とギアを上げる。しかも、その後ヤクルトにDeNAが逆に3連敗で4カード4勝8敗と急降下。更に、広島もこの間5勝7敗と星を伸ばせず一気に巨人が独走。

もちろん、巨人も残り25試合。DeNAと7試合残しているのは不気味。ただ、抑えに不安は残すが菅野智之と山口俊の2枚看板が揃った上、打撃陣もムラはあるが坂本、丸佳浩、岡本の3人が日替わりヒーローみたいに打っているので、大きな連敗の可能性は低い。

後は2位DeNAと1.5差の広島の2位争いだけ。4位阪神は更に3.5差では苦しいだろう。

● 全く見えない優勝とCS争い

こちらパ•リーグは正に大混戦。その原因は安定感に欠けるソフトバンク。今年のソフトバンクは浮き沈みが激しい。何度か独走のチャンスがありながら、その都度減速を繰り返し気が付けば8月28日現在2位西武に2.5差に迫られるピンチ。

千賀滉大、高橋礼の二人が二桁勝利で投手陣を引っ張る。ただ、頼みの千賀が7月後半から負けが込んできたのが誤算。実績のある和田毅の復帰とミランダの活躍が明るい材料。

打者では何といっても柳田悠岐の故障が大きかった。しかも、開幕5戦で離脱して復帰が8月21日。4ヶ月半の主砲の不在。それでも首位にいるのだから選手層の厚さと言うしかない。復帰5戦で2発とそろそろ全開なるかが鍵を握る。

この柳田の留守を守っていた松田宣浩とグラシアルの活躍は特筆もの。この二人の活躍無くして現在の首位はあり得ない。

一方2.5差で追う西武。一時はソフトバンクに大きく離されたが自慢の『山賊打線』で追い上げてきた。特に、山川穂高に代わって4番を任された中村剛也のこのところの活躍は全盛期を彷彿させて、チームの柱となって引っ張っている。

秋山翔吾、源田壮亮、森友哉、中村剛也、栗山巧、外崎修汰……、そしてホームラン37本の山川穂高が7番を打つ打線。敵の投手から見たら逃げ出したくなるような布陣だろう。

それに反して、規定投球回数に誰一人到達していない投手陣。これ程投打のアンバランスなチームも珍しい。救いは5年目の高橋光成と3年目の今井達也の成長か。特に高橋はチームトップの9勝と初の二桁勝利目前。

更に、アスレチックス、ドジャースから今年日本に来たニール。4月に登板して2ヶ月二軍の後6月から7連勝とチームを引っ張っている。バッタバッタと三振を取るピッチャーではないし、結構打たれているが粘り強いピッチングで勝ち星を挙げている。

あと5試合残っているソフトバンク戦で勝ち越せれば、昨年に続く2連覇が見えてくる。

3位楽天は西武から3.5ゲーム差。いつもなら首位争いの2チームだけがクローズアップされてしまうが、今年は楽天から1差でロッテ、更に1差で日本ハム、最下位のオリックスが1.5差で続き、3位楽天から最下位のオリックスまで3.5差という大混戦。どのチームがCSに進出してもおかしくない状況。

その中で注目したいのはロッテ。西武と同様に先発の柱はいない。勝ち頭が種市篤暉の7勝。しかし、荻野貴司、鈴木大地のベテランが3割をキープして塁を賑わし、井上晴哉、レアードの長打で返すというオーソドックスな野球が地に着いている。後は下位打線に定着した平沢大河の活躍如何では、3位争いから抜け出す可能性がある。

いずれにしても、史上最高の混戦模様の3位争いを最後まで楽しみたい。

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