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バドミントン桃田賢斗真の王者へ度重なる試練を乗り越えて蘇ろ不死鳥の如!

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昨年バドミントン界で世界を相手に無敵を誇り、東京オリンピックで金メダルに最も近い選手の一人と思っていた桃田賢斗。

しかし、今年1月12日マレーシア•マスターズで優勝を果たして帰国の途についた翌13日、クアラルンプール国際空港へ車で移動中に、乗っていた車が衝突事故を起こして負傷。

大騒ぎになったが、症状は思っていたより軽く3月の全英オープンでの復帰を目指していたが、代表合宿中に眼窩底骨折が判明し、手術。全治3ヶ月と診断された。

運動後のジョイントメンテ&リカバリーケアドリンク【ランショット】

● 少年時代の桃田賢斗

1994年9月1日香川県三豊郡三野町(現:三豊市)生まれ25歳の桃田賢斗。小学1年生の時、姉が所属していた三豊ジュニアでバドミントンを始め、6年生で『全国小学生選手権』シングルス優勝。

中学からバドミントンの強豪として知られた福島県富岡町立富岡第一中学校に“留学”。3年生時に『全国中学校バドミントン大会』優勝。

高校もそのまま富岡町に留まり福島県立富岡高等学校に進学。『全国高校総体』でシングルス優勝。『世界ジュニア選手権』『アジアユース選手権』シングルス優勝と、小中高全ての世代で優勝を飾ると共に世界で活躍する選手に成長。

● 選手としての桃田賢斗

2013年高校卒業後は実業団の『NTT東日本』に入社。才能の花が開いたのは3年目の2015年。4月の『シンガポールオープン』で、BWFスーパーシリーズの男子シングルスとして日本人初めての優勝。

更に、6月の『インドネシアオープン•スーパーシリーズプレミア』でも、日本人初となるプレミア大会初制覇。その上、『全日本総合選手権』を初めて制した勢いで、スーパーシリーズファイナルズでも日本人として初の優勝。

正に、順風満帆の桃田に試練が訪れたのは翌2016年。チームの先輩でもありバドミントン界の第一人者でもある田児賢一らNTT東日本チームの選手と一緒に、東京都内の違法カジノ店に通っていた事が判明。日本バドミントン協会から無期限の出場停止処分を受け、同年の『リオデジャネイロオリンピック』にも出場出来なくなり、正に天国から地獄を味わう事になった。

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● 人間としての桃田賢斗

それまで、日本のバドミントンは女子がダブルスで活躍し、シングルスも山口茜や奥原希望といった若手が現れて注目を浴びてきた。

2015年の大ブレイクで脚光を浴びた桃田を目にした時、その言動やピカピカの装飾などからチャラいという印象を受けた。今の20代前半はこんなものかな……とも思ったが、スポーツ選手はその点古き良き日本のイメージを残していて、折り目正しい人が多かっただけに、一種の戸惑いを感じた人は多かったようだ。

違法カジノ事件の会見でも涙ながらに反省と謝罪を繰り返す田児に対して、桃田は少し顔が緩んで笑っているように見え、「桃田は反省の色が見えない」「笑っているように見える」等と批判された。

そんなはずは無いのだろうが、やはり最初からの言動やチャラい見た目から、そんな印象を与えたのかもしれない。

また、復帰後の2018年の合宿中に女子ダブルスの福島由紀選手がドーピングの抜き打ち検査時、自室にいないので探していたところ、桃田の部屋に二人きりでいた事が分かり協会から注意を受けている。

この時も、「あんな事件を起こして処分を受け、復帰したところなのに……やはり本質は変わっていないのか」と、批判した人も少なくない。

● 今後の桃田賢斗

2017年5月無期限出場停止処分から復帰した桃田は、私的には変わったように見えた。復帰戦の『日本ランキングサーキット大会』でいきなり優勝した桃田は、「辛い時に支えてくれた方への思いがこみ上げてきた」「相手への感謝、コートでの振る舞いを見てもらい、応援したいなと思われる選手になりたい」と、涙を見せて語った。

その後の活躍は今さら述べるまでもない。2018年から国際大会で活躍し、日本男子史上初の男子シングルスの世界ランキング1位に輝いた。

2019年は『全日本総合選手権』はもちろん、国際大会10勝を成し遂げて『ワールドツアーファイナル』も制して、世界に敵なしの強さを見せ付けた。

しかし、まさかの衝突事故というアクシデントから一旦復帰したものの右眼窩底骨折で手術。全治3ヶ月と言われているが東京オリンピックまで半年を迎えたこの時期での手術はいかにもきつい。

しかし、あの『無期限出場停止処分』という選手生命最大の危機から、大きくなって蘇ってきた桃田。このピンチも更に人間としても選手としても大きくなって、不死鳥の如く復活する桃田賢斗を待っている。頑張れ、桃田!

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