東京オリンピックが終了し、ホッと一息つく間もなしにすぐ夏の甲子園が始まります。本来はオリンピック閉会式の翌日8月9日から開始の予定でしたが、台風接近で悪天候が予想されるために今日8月10日からの開催になりました。昨年は大会中止で各代表校一試合だけの対戦で終わりましたが、今年は2年ぶりの本大会開催になります。
ただ、ご存知のように東京オリンピック開催中に全国的にコロナウイルス感染が拡大してしまいました。残念ながら東京オリンピック同様に無観客での試合になります。オリンピックと同じようにテレビの前で応援しましょう。皆さんそれぞれに思い入れのある高校があると思いますが、それはそれとして、今大会の前評判やデータを基に優勝校を占ってみます。
47都道府県の代表49校
北北海道 帯広農 39年ぶり2回目
南北海道 北海 4年ぶり39回目
青森 弘前学院聖愛 8年ぶり2回目
岩手 盛岡大付 4年ぶり11回目
秋田 明桜 4年ぶり10回目
山形 日大山形 4年ぶり18回目
宮城 東北学院 初出場
福島 日大東北 18年ぶり8回目
茨城 鹿島学園 初出場
栃木 作新学院 10大会連続16回目
群馬 前橋育英 5大会連続6回目
埼玉 浦和学院 3年ぶり14回目
山梨 日本航空 13年ぶり6回目
千葉 専大松戸 6年ぶり2回目
東東京 二松学舎大付 3年ぶり4回目
西東京 東海大菅生 4年ぶり4回目
神奈川 横浜 3年ぶり19回目
長野 松商学園 4年ぶり37回目
新潟 日本文理 2大会連続11回目
富山 高岡商 4大会連続21回目
石川 小松大谷 36年ぶり2回目
福井 敦賀気比 3年連続10回目
静岡 静岡 2大会連続26回目
愛知 愛工大名電 3年ぶり13回目
岐阜 県岐阜商 9年ぶり29回目
三重 三重 7年ぶり13回目
滋賀 近江 3大会連続15回目
京都 京都国際 初出場
奈良 智弁学園 2大会連続20回目
和歌山 智弁和歌山 4大会連続25回目
大阪 大阪桐蔭 3年ぶり11回目
兵庫 神戸国際大付 4年ぶり3回目
岡山 倉敷商 9年ぶり11回目
鳥取 米子東 2大会連続15回目
島根 石見智翠館 2大会連続11回目
広島 広島新庄 5年ぶり3回目
山口 高川学園 5年ぶり2回目
香川 高松商 2大会連続21回目
徳島 阿南光 25年ぶり2回目
愛媛 新田 初出場
高知 明徳義塾 2大会連続21回目
福岡 西日本短大付 11年ぶり6回目
大分 明豊 4年ぶり7回目
熊本 熊本工 2大会連続22回目
佐賀 東明館 初出場
長崎 長崎商 5年ぶり8回目
宮崎 宮崎南 13年ぶり5回目
鹿児島 樟南 5年ぶり20回目
沖縄 沖縄尚学 2大会連続9回目
ベスト8進出校予想
今大会はトーナメント戦であるが、8ブロックに別れていて勝ち上がった8チームが再抽選して、その後の対戦相手を決める。従って、まずベスト8に残るチームを占ってみる。
●印が各ブロックのベスト8有力校
Aブロック
西日本短大付
●二松学舎大付
京都国際
●前橋育英
強豪揃いの東東京大会を左腕エース秋山を中心に安定した試合運びで勝ち上がってきた二松学舎大付。バッティングもよく順調に勝ち上がりそう。
投打の軸の存在感が光る前橋育英。140キロ半ば台のストレートで、成長著しい外丸と、プロも注目する長打力を誇る皆川の二枚看板を中心にまとまる好チーム。
Bブロック
●智弁和歌山
宮崎商業
●作新学院
高松商業
140キロ台の速球とキレのある変化球の中西に、通算本塁打40本超の徳丸と投打の主役が健在。その他のメンバーも揃い、総合力は今大会屈指の智弁和歌山。
個人的に抜けた選手はいないが、名門校らしいソツのない野球で10大会連続の甲子園。投打とも穴がなく競り合った試合も勝ち進んできた作新学院は勝負強さが売り。
Cブロック
●樟南
三重
日本文理
●敦賀気比
樟南のエース西田は速球こそ130キロ台だがスライダー、チェンジアップで緩急をつける好投手。バックが勝負強いバッティングで盛り立て接戦にも強い。
県予選4試合でわずか5失点と投手力と守備力に定評の敦賀気比。準々決勝以外は全て完封勝利。34得点と打力もあるが、接戦の試合になった時にどうなるか。
Dブロック
●弘前学院聖愛
石見智翠館
●浦和学院
日大山形
米子東
強豪光星学院戦で5点差、決勝戦の青森山田は3点差を逆転して乗りにのっている弘前学院聖愛。上位から下位まで切れ目のない打線は脅威。
ハイレベルの埼玉大会で、準々決勝の立教新座以外は全て5点差以上の浦和学院がこのブロックでは抜けている。層の厚い投手陣と長打力には優勝候補の声も。
Eブロック
新田
静岡
東明館
日本航空
●智弁学園
倉敷商業
●広島新庄
横浜
強豪が揃った死の組。まずは3年生が揃って投打共に戦力の充実している智弁学園。注目のエース前川と圧倒的迫力の打線を武器に2度目の頂点に機は熟した。
145キロの右のエース花田、サウスポーの西井、秋山と今大会屈指の投手陣。準決勝の西条農戦は序盤の乱れで7失点も逆転と投打共に充実の広島新庄。
Fブロック
高岡商業
松商学園
東北学院
●愛工大名電
●明桜
帯広農業
県岐阜商業
明徳義塾
ここも強豪が多いが、筆頭は愛工大名電。147キロ右腕寺嶋に田村、野嵜と継投は万全。打力もあり、東邦、中京大中京、享栄という実力校を連破した力は秀逸。
157キロ右腕風間を擁し、準々決勝の名門秋田以外は快勝の明桜。準決勝、決勝戦は投打も噛み合い完封の圧勝。控えに石田もいるが夏の連戦が東北勢初優勝の鍵か。
Gブロック
神戸国際大付
北海
小松大谷
高川学園
長崎商業
熊本工業
●専大松戸
●明豊
初戦で当たる専大松戸と明豊の争いか。サイドから投げる140キロ台の深沢と140キロ後半の速球派岡本の2人で投手は万全の専大松戸。打線も粘り強くチーム力は全国級。
こちらも、全国レペルの明豊。大会屈指の大型右腕京本に太田、財原と投手力は万全。初戦こそ苦戦したが、以降は投打充実で圧勝。狙いは全国制覇か。
Hブロック
阿南光
沖縄尚学
鹿島学園
盛岡大付
●大阪桐蔭
●東海大菅生
近江
日大東北
ここも、初戦で当たる両校が有力か。150キロ左腕のドラフト候補松浦に、竹中も控え投手は安定の大阪桐蔭。準々決勝以降は打たれたが強力打線も健在で今大会も優勝候補。
左腕エース本田に、2年生投手も控えて投手は心配ない東海大菅生。初戦から安定した戦いぶりで準々決勝以降も投打充実。初戦が大阪桐蔭戦だが勝てば一気に頂点も。