メジャーばかりやかましいですが、ようやくプロ野球CMシリーズが開幕
パ・リーグは日本ハムとロッテの対決だったが、1勝1敗で最終戦に突入
一方、セ・リーグはDeNAが連勝して阪神岡田監督の愚痴が止まらない
ということで、今回はパ・リーグの投手部門と、打撃部門の上位選手情報
パ・リーグ投手部門
最多勝利投手 有原航平(ソフトバンク)②
伊藤大海(日本ハム)初
最優秀防御率 モイネロ(ソフトバンク)初
勝率第一位投手 伊藤大海(日本ハム)初
最多セーブ 則本昂大(楽天)初
最優秀中継ぎ 河野竜生(日本ハム)初
最近、大した実績もないのにメジャーを目指す選手が続出。有原航平も日本ハムで最多勝利の獲得はあるものの、プロ野球6年で60勝という成績でメジャー挑戦も2年で僅か3勝で日本復帰。
ただ、その経験は本人にとって必ずしもマイナスではなかったようだ。ソフトバンクに入団した昨年は10勝、今年も強力打線をバツクに14勝と安定した活躍で5年振りの最多勝利獲得。まだ32歳で千賀滉大に代わって柱に成りうるか。
有原と最多勝利を分け合った上に、勝率第一位の2冠に輝いた日本ハムの伊藤大海。駒沢大学進学も、中途退学で苫小牧駒沢大学に再入学という異例の経歴の持ち主。2021年のルーキーシーズンからローテーション入りし10勝。
最速150キロ超の直球と、スライダー、スプリット、カットボール、カーブ、ツーシーム、チェンジアップと、正に七色の変化球。特に53キロの超スローカーブもあり、的を絞らせない。若い選手が活躍中のチームの柱の存在。
2017年から、中継ぎ、抑えとして活躍してきたソフトバンクのモイネロ。キューバ出身の28歳だが、178センチと外国人投手としては小柄ながら、6年連続1点台以下の防御率をマーク。先発に変わった今年も1.88でタイトル。
左腕で真っ向から投げ下ろす最速158キロの直球を武器に、スライダー、カーブ、チェンジアップ。今の球界では球種は少ない方だが、全て一級品の折り紙付き。特に直球と腕の振りが変わらないチェンジアップでエースに君臨か。
パ・リーグ打撃部門
首位打者 近藤健介(ソフトバンク)初
最多打点 山川穂高(ソフトバンク)②
最多本塁打 山川穂高(ソフトバンク)④
開幕から殆んどトップを譲らないペナントレースを証明するように、タイトル独占状態のソフトバンク。中でも打撃三部門は全て独占。毎年のように打率上位を占める近藤健介。後半やや調子落ちしたものの3割1分4厘で初の首位打者。
移籍組の活躍が多いソフトバンクだが、近藤も有原同様に元日本ハム。レギュラー入りには3年要したが、規定打席到達後は殆んど3割以上。現在の通算打率3割7厘は特筆もの。長打力も増してクリーンアップには欠かせない存在。
打点、本塁打の2冠達成の山川穂高。昨年色々あって今年は心機一転、ソフトバンクへ移籍。打点は2回目、本塁打は4回目で2年振りの2冠達成。打率は低かったが持ち前の長打力を発揮してチームを4年振りの優勝へ導いた。
打率は2割5分にも満たなかったが、それは想定内。一年間143試合全てに出場し、4番を通した。特に、前半から柳田悠岐、終盤は近藤が故障しただけにクリーンアップとして唯一全試合出場し、チームを引っ張ったのは抜群の貢献度。