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マー君8年ぶりの日本球界復帰!楽天で再び目指す日本一&メジャー!

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マー君こと田中将大(32)が帰ってくる。2014年ポスティングシステムを利用してアメリカ大リーグ・ニューヨークヤンキースと7年契約を結び、メジャー1年目から6年連続2桁勝利を挙げるなど大リーグ7年通算78勝46敗と、ヤンキースの主力投手として活躍。しかし、昨年2020年シーズンに限れば不運の一年としか言いようがなかった。

コロナウイルス感染拡大によって大リーグの開幕が遅れた上、キャンプ中にチームメイトの打球を頭部に受けるアクシデント。復帰後も調子が上がらず、コロナウイルス感染により大幅に試合数が減少した事もあり、わずか3勝に終わった。結局、契約切れの今オフにヤンキースからのオファーはなく、日本球界復帰を決心した。

 プロ入り後日本球界の7年

もう、語るまでもなく伝説となっている2006年夏の甲子園、早稲田実業のハンカチ王子斎藤佑樹との決勝戦がプロ入りの原点。引き分け再試合の末に敗退したが、東京六大学を選んで早稲田大学に進学した斎藤に対して、高校生ドラフト会議で4球団競合の上、東北楽天ゴールデンイーグルスに入団した田中。当時の楽天の監督野村克也との出会いがマー君から日本のエースに駆け上がる第一歩だった。

当時球団創立3年の楽天は2年連続最下位という弱小球団。高卒ルーキーながら先発ローテーション入りした田中は4月のソフトバンク戦でプロ入り初勝利を挙げ、順調に星を伸ばして11勝7敗。松坂大輔以来8年ぶりの高卒一年目での新人王を受賞。その後、北京オリンピック代表選出で9勝に終わった2年目を除いて全て2桁勝利を挙げる他、WBCで活躍するなど日本のエースに成長していく。

そして、田中将大を【生ける伝説】と変えたプロ入り7年目2013年が幕を開ける。4月3勝、5月4勝、6月3勝……と快進撃を続けて負ける気配なし。8月9日開幕16連勝の日本新。9月13日にはシーズン21連勝と【神様・稲尾】を上回るプロ野球日本新。結局、24連勝無敗でシーズンを終えた田中はクライマックスシリーズ、日本シリーズでも大車輪の活躍で楽天を初の日本一に導いた。

 大リーグヤンキースの7年

野村監督によれば入団当初からメジャー願望を持っていたという田中は、ヤンキースとポスティングシステムを使用して7年契約を結んだ。シーズン24連勝を引っさげてメジャーリーグに乗り込んだ田中は4月4日の初登板を白星で飾ると【不敗神話】を見せ付けて6連勝。その後連勝は途切れたが、前半戦だけで12勝の活躍でヤンキースファンのハートを鷲掴みにした。

しかし、『好事魔多し』で7月に右肘靭帯の部分断裂で戦列を離れる。シーズン終盤に復帰してメジャーデビュー年は13勝5敗で幕を閉じた。もちろん、新人としては出色の成績だが故障さえなければ……という思いは本人はもちろんファンの脳裏にも残った。その後、ヤンキースで3年連続を含む4回の開幕投手をも務める等、2019年まで6年連続2桁勝利で主力投手の座を不動のものとした

そして迎えた2020年。アメリカのコロナウイルス感染拡大で開幕は遅れ、キャンプは夏季の7月4日が初日。その日の練習中にチームメイトの打球が田中の頭部を直撃。病院直行でチーム離脱。その後復帰したが田中らしい球のキレはなく、3勝3敗というプロ入り後のローキャリアに終わった。その後のポストシーズンでも打ち込まれ、オフに球団からオファーはなく初めてのFAとなった

 これからの田中将大の7年

コロナウイルス禍で財政事情の厳しいメジャーリーグのFA戦略はなかなか進展せず、田中の次のチーム探しも難航。田中はヤンキースでの継続を第一に考えていたようだが、メジャーリーグには【給料総額の削減政策】という事情があり、緊縮財政の中で高年俸の田中との契約をすんなり結ぶ事が難しくなっていた。それは田中も承知していて他のメジャーからのオファーも吟味していたようだ。

田中はそんな赤裸々な事情を公にするはずもないが、楽天への入団記者会見などからの推測になるが、メジャーでやるならヤンキース、それ以外なら日本に復帰して楽天という思いだったのだろう。「一年終わった段階で球団と話をする機会は設けてもらっている。米国でやり残した事がある」という田中の言葉からはヤンキースへの溢れる愛着が見え隠れする。

日本球界最高年俸9億円で2年契約を結んだ田中。日本も8年前とは違う強打者が現れ、メジャーとはボールの大きさや重さも違う上に中6日のローテーション。以前のような成績を簡単に残せるとは限らない。しかし、田中ならプロ入り後3回目の7年という節目を乗り越えて更にビッグな姿を見せてくれるはず。そして、もう一度メジャーでやり残した事に挑戦するなら、笑顔でマー君を再び見送ってやりたいと思う。