「清宮世代」の旗頭清宮幸太郎はルーキー年こそ、そこそこの活躍を見せて2年目の躍進に期待が持たれたが、ヤクルト村上宗隆に大きく差を付けられた感は否めない。
その他の選手にも、これといって大ブレイクした選手も見当たらずセ•リーグに比べてやや沈滞気味。ただ、高卒の若手はどうしても投手の方が先に使われるケースが多いが、パ•リーグは今のところ野手がリードしている。
高卒2年目「清宮世代」のセ•リーグ編に続いて、今回はパ•リーグ編を調べてみる。
● 高卒2年目パ•リーグ編
★ 西武
2位 西川愛也(花咲徳栄)外野手 一軍出場なし
4位 平良海馬(八重山商工)投手10試合 0勝1敗
6位 網島龍生(糸魚川白嶺)内野手 一軍出場なし
育成1位 高木渉(真颯館)外野手1試合 .000
まだ、これといった図抜けた活躍の選手はいないが、平良は今年の7月以降一軍に帯同して中継ぎとして投げている。まずは1Hを目指したいところ。
野手は破壊力12球団一と言われる『山賊打線』を誇る球団だけに、簡単には一軍出場も難しいだろうが、まずは打撃、守備、走塁等の自分の武器を更に磨いてチャンスを待つ事。
★ ソフトバンク
1位 吉住晴斗(鶴岡東)投手 一軍出場なし
3位 増田珠(横浜)外野手 一軍出場なし
5位 田浦文丸(秀学館)投手 7試合 0勝0敗
育成1位 尾形崇斗(学法石川)投手 一軍出場なし
育成3位 砂川リチャード(沖縄尚学)内野手 一軍出場なし
育成5位 日暮矢麻人(立花学園)外野手 一軍出場なし
リーグ一の選手層の厚さだけに投手、野手共に一軍枠に入るのも難しいが、その中で田丸が中継ぎとはいえ7試合に起用されたのは称賛に値する。
★ 日本ハム
1位 清宮幸太郎(早稲田実業)内野手 2018年 53試合 .200 18打点 7本塁打 2019年 54試合 .179 19打点 3本塁打
3位 田中瑛斗(柳ヶ浦)投手 一軍出場なし
4位 難波侑平(創志学園)内野手 一軍出場なし
5位 北浦竜次(白鴎大足利)投手 2018年 1試合 0勝0敗1H 2019年 1試合 1勝0敗
昨年ルーキーながら7本塁打と一応の数字を残し、2年目の飛躍を期待された清宮がほぼ昨年と変わらない成績の上、本塁打はまだ3本。中田翔のいないチームで4番に抜擢されているが、荷が重いようだ。
投手ではドラフト5位の北浦が貴重な左腕の中継ぎとして1年目から起用され、今季も1試合とはいえいきなり初勝利を挙げたのは立派。これを自信に更なる活躍を期待したい。
★ オリックス
4位 本田仁海(星槎国際湘南)投手 一軍出場なし
6位 西浦颯大(明徳義塾)外野手 2018年 2試合 .167 2019年 54試合 .200 12打点 1本塁打
7位 廣澤伸哉(大分商)内野手 一軍出場なし
育成1位 稲富宏樹(三田松聖)捕手 一軍出場なし
育成2位 東晃平(神戸弘陵)投手 一軍出場なし
育成3位 比屋根彰人(飛龍高)内野手 一軍出場なし
育成4位 フェリペ(御殿場西)捕手 一軍出場なし
西浦がルーキー年から一軍出場を果たし、今季は54試合に起用されているのは素晴らしい。最近は先発にも起用されて俊足の外野手として期待は大きい。更に打撃を磨いてレギュラーに挑戦して欲しい。
後の6選手もチームが低迷しているだけに来シーズンを見据えた一軍抜擢の可能性もあるので、練習に励んで欲しい。
★ ロッテ
1位 安田尚憲(履正社)内野手 2018年 17試合 .151 7打点 1本塁打
育成2位 森遼大朗(都城商)投手 一軍出場なし
昨年1年目で一軍出場を果たし、今季は更なる活躍を期待された安田。ポジション的に実績のある選手がいるだけに今季は二軍暮らしが続いている。腐らずに持ち前の長打力で来シーズンこそは一軍定着出来るように鍛錬あるのみ。
★ 楽天
6位 西巻賢二(仙台育英)内野手 2018年 25試合 .247 3打点 2019年 2試合 .000
育成2位 松本京志郎(光南)内野手 一軍出場なし
西巻が昨年高卒1年目として6月に一軍デビューした時は驚いたが、そこそこの成績を残したのは立派の一言。今季は出遅れたが8月に一軍出場を果たした。仙台育英の先輩、ロッテの平沢大河と同じ遊撃手だけに、どちらが先にレギュラーを獲得するか楽しみ。
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