第94回選抜高校野球大会のベスト4が出揃った。前回の記事で予想したベスト8進出8校で残ったのは浦和学院と大阪桐蔭の2校だけという惨憺たる有り様。プロ野球みたいにある程度戦力が分かっていてもペナントレースの予想は難しい。それが伸び盛りの高校生のトーナメント戦の場合はなおさら難しい事が今回改めて分かった。
ただ、浦和学院、大阪桐蔭共に準々決勝を勝ち上がってベスト4進出を決めた。せめて両校が準決勝を勝ち上がって決勝戦で顔を合わせる事を祈りたい。それで、せめてものスポーツブロガーとしての面目を保ちたいものだが、果たしてどうなる事やら……。もちろん、両校と対戦する近江、国学院久我山にもエールを送りたい。
運動後のジョイントメンテ&リカバリーケアドリンク【ランショット】
浦和学院ー近江
昨秋の埼玉県大会で強豪花咲徳栄を下して優勝し関東大会に進んだ浦和学院。準決勝で山梨学院に敗れたが今大会出場。一回戦大分舞鶴相手にエース宮崎の13奪三振と高山の今大会第1号本塁打とバッテリーの活躍で4ー0と快勝。2回戦も宮崎ー浅田ー金田の継投で和歌山東に完勝してベスト8一番乗り。準々決勝は宮崎が3失点したが金田との継投と2本塁打で九州王者の九州国際大付に6ー3で勝って準決勝進出。
京都国際のコロナウイルス感染による辞退で急遽出場が決まった近江。出場決定からわずか3日後の一回戦の長崎日大戦、エースで4番の前田と長崎日大の種村の投げ合いから2点先取された近江が土壇場9回に追い付き、延長13回タイブレークの末6ー2で勝利。2回戦は2回裏3本のタイムリー等で一挙5点で逆転し、聖光学院に7ー2で打ち勝つ。準々決勝の相手は昨秋近畿大会で敗れて、一旦は甲子園の道を断たれた金光大阪。この試合もエース山田の好投とバックの小刻みな得点で6ー1と、雪辱を果たして滋賀県初の選抜4強を果たした。
国学院久我山ー大阪桐蔭
今大会出場している二松学舎大付に、昨秋の東京都大会決勝戦で逆転サヨナラ勝ちして選抜出場を決めた国学院久我山。初戦、有田工業に先制しエース成田の投打による活躍で4-2でそのまま逃げ切ると、2回戦は四国の強豪高知を相手に左腕の2投手の継投で打たれながらも要所要所を締めて6-3で下した。準々決勝の相手は北陸大会を制した星稜。1回戦で天理との接戦を制すると、2回戦は大垣日大に6-2で快勝し波に乗っている。その星稜に2点先制されながら5回裏に4番下川邉のホームラン等一挙4点を取って逆転。あとは継投で逃げ切った。
昨秋の大阪府大会から近畿大会、明治神宮大会まで新チーム結成以来無敗を誇る大阪桐蔭。緒戦、鳴門相手に3ー1と苦戦の末の勝利。2回戦は広島商業がコロナウイルス感染による辞退で不戦勝。まだ、本来の強さが出ていない状況で調整の不安を懸念されて迎えた準々決勝の市和歌山戦。しかし、それを嘲笑うように大会タイ記録の6本塁打などで猛打爆発。強敵と目された相手に17ー0と大勝して、下馬評通りの強さを見せ付けてベスト4入りを果たした。
ズバリ優勝は❔
準決勝は浦和学院ー近江、国学院久我山ー大阪桐蔭という関東勢と関西勢の争いになった。第1試合は投手力の浦和学院と繰り上がりからの勢いに乗る近江の対決だが、ズバリ浦和学院とみる。第2試合は国学院久我山が先手を取れば自慢の継投も生きるが、投打に圧倒的な力のある大阪桐蔭の優位は動かない。そして、決勝戦はエース左腕宮城と金田の2枚看板の浦和学院と、圧倒的打力の大阪桐蔭の対決とみるが、雨で日程が繰り下がった事で準決勝、決勝が連戦になる。その点からみても大阪桐蔭が有利となりそう。
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