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日本代表のユーティリティプレーヤー外崎修汰、正位置獲得へ勝負の年

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今年は大物選手のFA移籍で勢力地図が変わるか否かが注目されていますが、FA移籍は本人はもちろん移籍先の人的補償や、元チームの選手にも影響を及ぼします。

昨年パリーグペナントレースを制覇した西武ライオンズの3番を務めた主砲、浅村栄斗が楽天にFA移籍しましたが、その後の正二塁手の穴を巡って残された選手にとっては大きなチャンスになります。

その一番手として期待されているのが侍ジャパンにも選抜された外崎修汰内野手です。

外崎は小学生で軟式野球を始め、弘前四中時代は弘前シニア、弘前白神シニアで活躍して青森県の名門弘前実業高校に進みました。

弘前実業では1年の春から遊撃手のレギュラーとして活躍しましたが、八戸光星学園や青森山田等の私立高校全盛期で甲子園出場はなりませんでした。

弘前実業から富士大に進み北東北リーグで2年秋最多打点、3年秋に最多盗塁、4年秋には首位打者と走攻守三拍子揃った内野手として注目されていました。

2014年、今西武の四番を務める一年先輩の山川穂高に続いて富士大から同じ西武にドラフト3位で指名されます。

西武では一年目から一軍登録されて、3年目内野手の他に足の速さを活かして外野手としても起用され、113安打。
4年目の昨年は主に外野手として打率.287、18本塁打を記録して規定打席もクリアしています。

外崎は内野手としても外野手としても高いレベルのスキルの持ち主で、正にユーティリティプレーヤーの代表格といえます。

2017年の第1回アジアプロ野球チャンピオンシップでは日本代表として3試合に出場して、打率.462、1本塁打、4打点で大会MVPに選ばれている。

2017年時点の成績で日本代表として選出された際には、パリーグファンはともかくとしてセリーグファンにはあまり名前を知られていませんでしたが、ユーティリティプレーヤーとしての守備の確かさと打者での活躍でブレイクして、走攻守三拍子揃った選手として一気に名前を売りました。

どこでも守れるという事は監督としては使いやすく出場機会を得るチャンスには恵まれますが、その反面器用貧乏ともいえ、正規のポジションを得るには損な役回りともいえます。

その外崎が浅村の移籍で空いた二塁手でレギュラー奪取の為に目の色を変えてチャレンジしている。

今日8日は全体練習が終わった後で今キャンプ初めて二塁の特守を行った。一時間以上一人でノックを受け続けていました。

「下半身がきつい」と、疲れ果てた表情でしたが、思ったように出来たので、後は実戦で出来るようにしたいと意欲的でした。

アマチュア時代は遊撃手、プロでは主に三塁手と外野手で活躍してきましたが、二塁手と遊撃手では併殺の時のフットワークが違うので大変なようです。

また、若手内野手の他に今年ドラフト3位で入団した山野辺翔が二塁守備のスペシャリストなので、実績的には外崎が本命だが油断は禁物です。