
荒れる大阪場所とは言われるが、それ以上の大荒れの名古屋場所
4人の横綱大関陣が合計で22勝14敗と勝率61%程度とは…
横綱陣は怪我、故障があるとはいえ4場所連続優勝から遠ざかる
昨年に続いて平幕優勝の可能性が出てきた大相撲名古屋場所リポ
1敗 安青錦 琴栄峰 獅司
2敗 霧島 伯乃富士 高安 朝乃山 尊富士
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横綱
横綱昇進後の優勝が無い豊昇龍。そもそも、当時言われた甘い昇進への危惧が現実味を帯びてきたというしかない。昇進前3場所が8勝、13勝、12勝という、史上最低レベルの成績での横綱。昨年1月の照ノ富士引退に伴う横綱不在を補う為に、低レベルでの昇進を決めた相撲協会幹部。
『地位が人を作る』とはよく言われるが、反面実力が伴わない中での昇進は、作られた本人を潰してしまう事もあり得る。ただ、興行の為に横綱不在を逃れようとして昇進させた協会幹部には猛省して頂きたい。最近の豊昇龍は以前の荒々しさが消えて、持ち味を削がれてしまった感じ。
もう一人の横綱大の里は昨年の九州場所での左肩の怪我が治り切らない状態が続き、今年に入ってからは無双の強さが失せている。僅か13場所での横綱昇進という快挙から7場所目になるが、最近は減速気味。昇進後3場所目での故障という不運はあるが、今年は3場所中皆勤は1場所だけ。
優勝は昨年の秋場所を最後に遠ざかっている。唯一無二の存在を公言していたが、横綱昇進後の6場所で賜杯を抱いたのは1場所だけ。今場所も既に4敗で可能性はゼロに等しい。怪我は癒えたようだが、安易な叩きで格下に白星を配給している。今場所は皆勤に努めて来場所に懸けてほしい。
大関
一方の大関陣も決して褒められた成績ではない。今場所の成績次第では横綱昇進もあり得る霧島も7勝2敗。大関復帰を果たした先場所は12勝3敗の優勝決定戦の末に、当時小結の若隆景に敗れての準優勝。今場所高いレベルでの優勝なら横綱昇進もあり得ると言われていた。
しかし、既に2敗を喫している上に今後は大関、横綱や、好成績の平幕勢を相手に一つも星を落とせない状況。先場所までの安定感はない上に、対戦成績で負け越している相手が残るので絶望的とも言える。安易に横綱へ昇進させても豊昇龍の例があるので、協会幹部も慎重になっているはず。
かたや在位15場所目をカド番で臨んだ西大関琴桜。昇進直後こそ3場所連続で2桁勝利を挙げて5場所目には14勝1敗で念願の初優勝。綱取りに挑んだ昨年初場所はまさかの5勝10敗。それで自信喪失したかのように、その後は7場所連続一桁に終わって優勝争いにも絡めていない。
先場所は途中休場で3勝9敗3休で、今場所は2回目のカド番だがパリ公演で総合優勝。更に場所前の稽古も十分で勝ち越しは間違いないと思われていた。だが連勝スタートを切りながら5日目からの3連敗が響いて3勝6敗。まだ横綱、大関との対戦も残していて大関陥落の危機に陥っている。
優勝の行方は
大関復帰を目指す安青錦が3場所ぶり3回目の優勝を目指すが、足の状態が気懸かり。昨日の大の里戦は上手出し投げで勝ったが、一方的に攻められて力強さには欠ける。今後、豊昇龍や元気な関脇陣との対戦が残されており、無傷で千秋楽まで進めるとは思えない。
平幕の琴栄峰が初日黒星の後8連勝で勝ち越し。しかし、これから上位戦が組まれるので実力的に苦しい。同様に前頭14枚目の獅司も好調だが、上位陣との対戦を無傷で乗り切れるとも思えない。優勝ラインは12勝まで下がる可能性があり、現在2敗の霧島が有力になるが横綱戦が鍵になる。
また、同じ2敗の元大関の高安、朝乃山の両実力者にも注目したい。もちろん、横綱豊昇龍も3敗はしたが数字の上では可能性が残るが、今後は全て関脇以上との取組が組まれる可能性があり全勝出来るとは思えない。仮に優勝ラインが11勝まで下がる場合は復調気味の大の里が浮上してくる。
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