何か少し実績を積むとすぐに海外に出てしまう選手が多くなってしまった
一つ覚えみたいに、高いレベルの場所で自分の力を試してみたいと言って
プロなので勝手だろうが、綺麗事みたいでシラケてしまうのは私だけかな
はっきり金を稼ぎたいので、と言ってくれた方がスッキリするんだけどね
ということで、野球、サッカー、ゴルフの海外移籍について述べてみたい
猫も杓子も大リーガー
このところ、毎年のようにメジャーを目指す選手が増えたプロ野球。ある程度実績を積んだ選手なら高いレベルで自分を試したいと言っても様になる。しかし、最近はこのレベルで行って大丈夫かと思う選手まで名乗りを上げてしまう。
最近メジャー移籍した選手で本当に日本で一流の成績を残したと言えるのは、ダルビッシュ、田中将大、山本由伸ぐらいなもの。大谷翔平にしたところで投手としては2014年から16年にかけての3年連続2桁勝利だけ。
もちろん、移籍して結果を残せなかった選手もいるが、殆んどの選手はメジャーである程度活躍しているのが現状。これではハイレベルな環境で試したいといっても説得力に欠ける。日本のプロ野球とメジャーの差はそんなに無いってこと。
プロだから稼ぎたいというのは分かる。しかし、日本のプロ野球でも実績さえ積めば、サラリーマンには手が届かない年俸になる。日本の野球を盛り上げるという気概もなく、金銭を理由に移籍してしまうというなら残念。
若手の有望株は欧州へ
野球以上に割り切って、若い内から欧州へ移籍してしまうのがサッカー。こちらはプロ野球以上にドライな感じで、Jリーグのチームもわだかまりもなく送り出しているような気がする。
サッカーの場合はプロ野球と違って、欧州のリーグ等とは厳然たるレベルの差がある。腕を磨きたい、もっと強いチームで戦いたいと言われれば、ある程度は納得出来る。
しかし、若くして才能に溢れた選手が海外へ流出してしまう現状を指をくわえて見ていてよいのだろうか。せっかくプロ野球並みに全国に根を張ったJリーグ。レベルが下がってしまっては元も子もない。
更に問題なのは日本代表監督の姿勢。海外組優先で選んでいてはJリーガーのモチベーションが低下するだけ。W杯などの代表にはJリーガーをもっと選んで欲しい。はっきり言って、海外組だけが活躍して勝っても盛り上りに欠ける。
一大勢力の女子ゴルフ
最近、目につくのはゴルフ女子。1、2年活躍しただけでサッサとアメリカツアーに挑戦していく。それが、体格差をものともせずにメジャー制覇したり、ツアー優勝を果たしている。
子供の頃から英才教育を受けてジュニアクラスで世界で活躍している選手もいるのだから、驚く事もないのだろう。しかし、これ程毎年のように有望株が転出していっては日本ツアーのレベル低下が心配される。
ただ個人競技なだけに、野球やサッカー等と違ってチーム等に縛られる事もない。行って通用しないなら、また日本ツアーに戻ってやるだけ。これからも、この傾向は続きそう。
その他にも、バスケットボール、バレーボールなど海外で活躍する選手はいる。この傾向はこれからも続くのだろう。別に選手を咎めるのではない。マスコミも海外組ばかり話題にしないで、国内で活躍している選手達にもっとスポットを当てるべきと言いたい。