プロ野球やJリーグのキャンプも熱を帯びてきて春到来まで後少し
そんな中、2月中旬の週末は競馬の今年初めてのGⅠフェブラリーSなどのスポーツが目白押し
その中から、今回はスキージャンプW杯、ブレイキンの全日本選手権、そして卓球団体世界選手権女子のリポート
スキージャンプW杯
ノルディックスキーW杯札幌大会2日目。前日の第19戦で今季ナンバーワンのスティフアン・クラフト(オーストリア)に次ぐ2位の小林陵侑。今季は伝統のジャンプ週間こそ優勝したものの勝ち切れないイメージがある。
日曜日の第20戦は決勝1本目4位。トップのドメン・プレブツ(スロベニア)から5.5差の4位。逆転を狙った2本目は139メートルの大ジャンプで1位に踊り出る。が、プレブツも更に上回る飛距離で逆転ならず、札幌は連続2位。
一方、今季W杯8位入賞を果たして進境著しい二階堂蓮。前日は24位に終わったが、決勝1本目は小林陵侑を上回り3位の好位置に付ける。「小林さんの背中がやっと見えるようになった。ジャンプ界の為にも追い抜きたい」と強気。
二階堂学を父親に持つ将来を嘱望される22歳の新鋭は、W杯初の表彰台を狙った2本目。しかし、気合いが空回りした感じの失敗ジャンプで7位に終わった。しかし、打倒小林陵侑を公言する気合いで、残り6戦のW杯で活躍して欲しい。
ブレイキン全日本選手権
パリオリンピックで初めて採用され、複数の有望選手続出で注目を浴びるブレイキン。音楽に合わせて跳ねたり、回ったり。頭、肘など身体全体を使った動きを取り入れたダンス。
凄い動きだなぁ、とテレビで垣間見たりしていたが、実戦をじっくり観るのは初めて。激しい動きと身体の柔らかさから10代で活躍中の選手が続出。今大会の準決勝進出4人中、10代が3人という状況。
日本男子の第一人者は全日本3連覇を狙うダンサーネームSHIGEKIXこと半井重幸。しかし、ダイナミックなパワームーブで、その絶対王者を準決勝で2-1で下したのが18歳の菱川一心(ISSIN)。
余勢を駆った決勝でも、やはり10代の大能寛飛(HIRO10)相手に3-0の快勝。オリンピック代表内定の半井に続く代表を狙う菱川。「オリンピックまで突っ走って、世界の舞台でぶちかまして人の記憶に残りたい」と頼もしい。
卓球団体世界選手権
先月の日本選手権でパリオリンピック代表が決定した卓球女子。2月16日から始まった世界選手権団体戦。女子1次リーグは日本が予想通りの強さで3連勝。今大会のベスト8進出で、オリンピック団体戦とシングルス2枠を得る。
40チームが8グループに分かれ、1位は決勝トーナメント進出決定。2、3位は更に決定戦の末8チームが進出。16日の初戦は早田ひな、張本美和、平野美宇のパリオリンピック代表トリオが全て3-0のストレート勝ちで発進。
17日は伊藤美誠、平野、早田の黄金世代トリオが登場。イラン相手に伊藤、早田はストレート勝ち。しかし、2番手の平野が世界ランク709位のアシュタリに2セット先取される大苦戦。最後は地力で大逆転勝利。
18日の南アフリカ戦は木原美悠が初登場。先陣の木原がいきなり11-0の後も圧倒してストレート勝ち。平野は11-0、11-1、11-1と圧巻の強さ。早田も4失点だけの圧勝。19日は1位通過を掛けたブラジル戦が待つ。