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高校野球Report•投球数制限は必要か?野球留学の是非!

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最近野球観なくなったなぁ、と感じている人多いみたい。私もその一人。球場に足を運ぶ事はもちろん、テレビでもチャンネル回さなくなった。プロ野球もメジャーリーグも選抜高校野球も……。

しかし、何故か夏の高校野球だけは別なんだよね。故郷を離れていてもネットで母校の成績をチェックしてみたり、今住んでいるところの予選大会を観てみたり、そして夏の甲子園となると時間があればついNHKにチャンネルを合わせている。これじゃ、いくら『NHKから国民を守る』何て言われても無理かも……。

● 最近の高校野球は過保護?

新潟県高校野球連盟で投球数制限が検討された事をきっかけに、日本高校野球連盟の『投手の障害予防に関する有職者会議』が開かれ、11月までに提言をまとめる方向で一致した。

6月7日に行われた第2回会合では、投球数制限について1試合単位でなく大会終盤の数日間での総投球数に制限を設ける方向で議論がまとまった。しかも、「夏の大会だけでなく全ての大会で実施したい。ただ、順番としては全国大会からの方が導入しやすいのでは」「効果を検証しながらやっていく事になると思う。ある程度の試行期間は必要」等の意見が出された。

ま、時代の流れとしてそういう方向に向かうのは仕方ないのかもしれないが、何か釈然としない。『酷暑の中の連投で将来のある投手が壊れたらどうするのか』という懸念から、この流れになっているようだが、大会で多投する事と故障の因果関係は医学的に立証されていない。それを言うなら、厳しい練習やトレーニング中の投げ込みも同じだろう。

練習と本番は違うと言われるかもしれないが、練習だからといって力を抜いて投げている訳ではない。実際、試合中に投げている時に故障した例はあんまり見た事がない。それよりは練習中の故障の方が圧倒的に多いのではないだろうか。

これに関する件として注目されたのが大船渡高校の佐々木朗希投手を決勝戦に投げさせないで敗退させた監督。賛否両論あるみたいだが、故障するという医学的根拠もないのに一人の有力投手の為に甲子園出場のチャンスを逃したなら、他の三年間甲子園出場を目指してきた選手に言い訳が出来るのか。

これに関してTBSの『サンデーモーニング』「監督と佐々木だけのチームではない。ナインはどう思うのか」と批判した張本勲氏。更に、「怪我をするのはスポーツ選手の宿命。痛くても投げさせるくらいの監督じゃなきゃ駄目」「怪我が怖かったらスポーツは止めた方がよい」という発言がネットで炎上。

確かに、張本の意見は暴論ではあるが納得出来る部分もある。あまりにも過保護になっていないかと張本も言いたかったのだろう。

● これで良いのか私立全盛

もう、10年以上前になると思うが、日本高校野球連盟の理事の方だと記憶するが、いわゆる野球留学について廃止、あるいは縮小するべきと発言した方がいた。今でいう炎上になっていつの間にか立ち消えになってしまったが、私は勇気のある発言だと支持した覚えがある。

その方の言われる通りにますます野球留学が進み、各県の有名私立高校に他県の選手が集中して甲子園の常連校になってしまった。

その時の反対意見として、「他の競技では有名私立高校への留学等当たり前。野球だから留学出来ないというのは暴論」と言っていた人が多かったと記憶している。野球だから……というが、実際に野球が特別視されているのが現実だろう。

甲子園出場の度に数百万円から1千万円を超える寄付金を募り、在校生や市民が大挙して応援に駆け付ける競技が野球の他にあるだろうか。

その理事は、野球は郷土の代表として甲子園に出場する。野球留学が増えて代表になっても他県の出身者ばかりがレギュラーとして活躍するのを身を入れて応援出来るだろうか、と懸念していたが、今実際に有名私立高校のレギュラーは野球留学者がほとんどというチームも珍しくない。

野球留学廃止が無理なら、せめて1学年3人までという条件を付けるべきではないだろうか。あるいは、ベンチ入りの人数を制限するとか、何らかの規制は必要ではないだろうか。このままでは、上記した投球数制限を設けた場合選手層の厚い有名私立高校にますます有利な方向になってしまうと危惧する。

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