卓球の第一人者、水谷隼が10度目の全日本卓球選手権大会優勝を果たしてその強さを改めて知らしめた。
水谷は青森山田高校の2年生で史上最年少のチャンピオンに輝くと5連覇、2年連続準優勝の後に更に4連覇するなど前人未到の男子シングルス13年連続決勝進出を果たしました。
しかし、昨年の全日本で14歳の張本智和に決勝で敗れた際、張本が今日のような卓球をしたらもう勝てないかもしれない、という発言を残しました。
その発言を耳にして、もう水谷は諦めたのかなと思っていたが、この一年再び練習に励んで前人未到の10度目の優勝を果たしました。
卓球界も次々に若い選手が現れ世代交代が激しいが、レジェンド水谷には来年30歳での東京五輪出場を果たして更に若手に手本を示して頂きたい。
水谷自身は東京五輪に出場したい気持ちは大いにありますが、最近の若手選手の突き上げにはベテラン選手は危機感を募らせています。
しかし、次々に世代交代の波が押し寄せるスポーツ界において13年連続決勝進出等とは考えられない快挙であるが、水谷ならば……と思わせる実績とカリスマ性が彼にはあります。
日本シングルス初の銅メダルに輝いたリオデジャネイロ五輪の後、少しモチベーションがダウンしたみたいだが、アラサーの自分の体に鞭打ってすぐにリベンジを果たすとは流石にレジェンドだなぁと思わずには要られません。
しかし、今日の優勝インタビューで水谷は全日本は今年で最後になるかもしれない、と発言して周囲を驚かせました。
だが、まだ29歳です。最近のスポーツ界は高年齢化が進んで、どの分野でも30代はおろか40代で活躍している選手も少なくありません。
今年優勝したものの決勝の相手は張本ではなく同じ木下グループの後輩の大島祐哉でした。
水谷には追っかけの主婦ファンが多数いますが、ファンならずとも張本との再戦を見たいと思っているはずです。
来年の全日本決勝で水谷と張本の頂上決戦を観たいと思うのは私だけではあるまい。
勝っても負けても水谷の実績にマイナスイメージを与える事は無いので、是非来年11度目の優勝を目指して頂きたい。
しかし、全日本は今年で最後になるかもと公言しているが、東京五輪出場には意欲的です。
ならば、東京五輪の決勝で水谷対張本の一戦が観られたら最高の盛り上がりが見られるはずです。
是非、日本のファンが望んでいる夢の対決を実現させて頂きたいと思います。