ハンガリーのブダペストで行われている卓球の世界選手権個人戦は、注目の女子シングルスが大会3日目の4月23日から始まり、5選手が実力通りの強さを見せて全員が3回戦に駒を進めた。
1回戦
石川佳純 4ー0 カザフスタン選手
伊藤美誠 4ー0 チェコ選手
平野美宇 4ー1 北朝鮮選手
佐藤瞳 4ー0 ブラジル選手
加藤美優 4ー0 ウクライナ選手
2回戦
石川佳純 4ー1 オーストリア選手
伊藤美誠 4ー1 アメリカ選手
平野美宇 4ー2 ウクライナ選手
佐藤瞳 4ー0 チェコ選手
加藤美優 4ー1 ハンガリー選手
相手選手のレベルにもよるので一概には言えないが、佐藤瞳が1セットも落とさない快進撃を続けている他、石川佳純、伊藤美誠、加藤美優の3選手も1セットを失っただけで快調に進めている。
平野美宇は1回戦から北朝鮮選手の選手と当たり、ランキングは低いが実力者揃いの上に、馴染みの無い選手相手に苦戦して、2回戦も2セット落としたが順当に勝ち上がった。
ランキングが高い日本選手はまだ強敵の中国選手と当たっていないが、3回戦では伊藤美誠がランキングは低いが実力者の中国の若手・孫とぶつかる他に、順当に勝ち上がれば佐藤瞳も4回戦で王、準々決勝では平野美宇がナンバーワンの丁寧と当たる等、宿敵中国勢との対決が待ち受ける。
メダル獲得には中国勢を打ち破るしかない。
大会4日目を迎えた4月24日、女子シングルスは3回戦が始まっていて速報によると以下の通り。
3回戦
石川佳純 4ー0 ポーランド選手
伊藤美誠 1ー4 孫選手(中国)
平野美宇 4ー2 カナダ選手
佐藤瞳 4ー0 アメリカ選手
加藤美優 1ー0チャイニーズタイペイ選手
快進撃を続けていた女子シングルスでついに日本代表の一角が崩れた。日本選手権2年連続三冠の伊藤美誠がまさかの敗退第一号となってしまった。
相手の孫選手は伊藤美誠や平野美宇と同じ年で、ランキングこそ低いが若手のホープと言われて油断の出来ない相手だったが、一度もリードすること無く4セット目に一つ取り返しただけの1ー4と完敗。その実力の片鱗を見せ付けられた。
その他は平野美宇が2セット先取の後、一旦追い付かれたが、気持ちを切り替えて「ハリケーン」と呼ばれる積極攻撃で5、6セットを共に11ー4と圧倒して、4ー2で4回戦進出を果たした。
また、石川佳純はポーランドのQ.リー選手を寄せ付けず4ー0の圧勝。
佐藤瞳も4ー0と快勝して今大会1セットも落とさない絶好調ぶりを維持。
加藤美優も一進一退の攻防から最後2セット連取して4ー2でベスト16に名乗りをあげた。
これでベスト16が揃い、日本時間明日未明に行われる準々決勝進出を掛けた戦いに日本女子は伊藤美誠以外の4選手が駒を進めた。
4回戦
石川佳純 ー 杜凱栞(香港)
平野美宇 ー 蘇慧音(香港)
佐藤瞳 ー 王(中国)
加藤美優 ー 陳思羽(チャイニーズタイペイ)
佐藤瞳相手の世界ランキング4位王を始め、全てアジアの強国の選手ばかりだが、快進撃の日本女子4選手から何人がベスト8に進出するか、深夜の決戦が楽しみである。
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