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プロ野球40代を迎える松坂世代5人衆、今シーズンの活躍は?

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コロナウイルスへの政府の対応の拙さから感染者が拡大し、スポーツ、イベントが中止、延期、縮小に追い込まれている。プロ野球もオープン戦が無観客試合になるなど、開幕戦を無事に迎えられるのか分からない状況になっている。

ファンとしては、国政の失敗をプロ野球に持ち込むなと言いたいところだが、開幕を信じて待つしかない。

今回は、以前は一大勢力を誇った40代を迎える『松坂世代』に焦点を当ててみたい。

● 松坂大輔(西武)

今更説明するまでもない『平成の怪物』。1998年ドラフト1位で西武入団。高卒ながら1年目からローテーション入りして16勝5敗で新人王。

西武に8年在籍して7回二桁勝利。通算108勝60敗。2007年から米大リーグRソックス、メッツで8年間活躍し故障に悩まされながら56勝43敗。

2015年から日本に復帰してソフトバンク、中日に籍を置いたが故障やアクシデントで思うように投げられず6勝4敗の数字しか残せなかった。現役に拘る松坂に手を差し伸べたのが古巣の西武。

もちろん、全盛期の松坂にはほど遠いが、西武にとってもファンにしても松坂がユニフォームでマウンドに上がるだけで目に見えないプラスがある。が、本人はそんな事で満足するはずもなく恩返しの白星を一つでも多く挙げるつもりだ。

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● 和田毅(ソフトバンク

こちらも、松坂に後れを取らぬレジェンド。2002年早大から自由獲得枠で当時のダイエー(後にソフトバンク)入団。1年目に14勝5敗で新人王を獲る等、5年連続二桁勝利。

2012年メジャーに挑戦するがオリオールズ在籍中に左肘の手術。その後カブスに移るが、米大リーグ5勝5敗で2016年日本に復帰して古巣のソフトバンクに入団。

いきなり、15勝5敗で最多勝、勝率1位の2冠。しかし、その後怪我に苦しめられ4、0、4勝に留まっている。しかし、今年は体調に不安はなく「去年とは全然違う」と自信。松坂との投げ合いを心待ちにして40歳のシーズンに向かう。

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● 藤川球児(阪神)

1998年ドラフト1位で高知商業から阪神に入団。2年目に一軍初登板。その後中継ぎとして優勝に貢献。2006年からは抑えとして220セーブ。

2013年から米大リーグカブス、レンジャーズに在籍するが怪我や手術で結果を残せず帰国、一時四国アイランドリーグ高知を経て2016年阪神に復帰。

主に中継ぎとして活躍するが、昨年からは再び虎の守護神に。年俸もアップして推定2億円。今年もご自慢の速球で抑えのマウンドは譲らない。

● 久保裕也(楽天)

2002年自由枠で東海大から巨人に入団。1年目から6勝を挙げて、その後も先発に中継ぎにクローザーにと活躍。2014年まで巨人に在籍。47勝35敗36セーブ101ホールド。

その後、DeNA、楽天と渡り歩き、特に楽天ではこの3年間20試合以上の登板で貴重な中継ぎとして活躍。「僕らからしたら世代のトップで憧れでもある」と、松坂のパリーグ復帰に敬意を込めて話す。 

● 渡辺直人(楽天) 

『松坂世代』ただ一人の野手が渡辺直人。2006年、三菱ふそう川崎から大学•社会人ドラフト5巡目で楽天入団。1年目から俊足巧打の遊撃手として4年間レギュラー。

2011年から横浜•DeNA、西武を巡って2018年再び楽天。巡り合わせで、まだリーグ優勝を果たしていない。

先月亡くなった恩師野村克也氏の為にも、1年でも長く楽天でプレーして、優勝を報告するのがノムさんへの最高の恩返し。

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