マー君こと田中将大が勝てない。8年ぶりの日本球界復帰に古巣の楽天を選んだ今季、メジャーでの成長ぶりを楽しみにしていたファンも多かったはず。しかし、とにかく勝てない。日米の野球環境の違いでシーズン当初は苦しんでも、その内に経験値で慣れて実力を発揮してくれると思っていたが、全く勝てなくなってしまった。
以前の楽天時代の無双の投球は出来ていないが、そんなに悪い投球内容とは思えないのに、なぜか勝てない。監督、チーム、打撃陣との相性の悪さとしか思えないぐらい、ツキに見放されてしまっている。どこか、故障でも発生しているのか。あるいは、チーム内にゴタゴタでもあるのかと疑ってしまいたくなる。原因を探ってみたい。
ヤンキースから楽天へ
2013年、楽天球団初のリーグ優勝、日本一に貢献してシーズン24連勝を手土産に翌2014年大リーグヤンキースに入団した田中将大。初年度から13勝、12勝、14勝、13勝、12勝、11勝と、6年連続二桁勝利。名門ヤンキースのエース格として活躍し、押しも押されもせぬローテーション投手の地位を獲得。
しかし、順風満帆なメジャーのキャリアに影を落としたのがコロナウイルス。2020年シーズンの開幕はコロナウイルス感染拡大で不透明になり、田中は3月下旬に日本へ一時帰国。その後、再渡米して夏期キャンプに参加したが練習中に打球を頭部に受ける。その後、復帰したが3勝3敗とプロ入り最低の成績に終わる。
その後、ポストシーズンでも調子が上がらず、チームも地区シリーズで敗退。オフにクオリファイング・オファーさえ提出されずに、自身初めてのFAとなった。確かな経緯は不明だが、田中は日本復帰の道を選んだ。しかし、何故メジャーで他の球団への移籍の道を探らなかったのか。ヤンキースへの未練で一年間だけの日本復帰なのか疑問が残る。
好投しても勝てない楽天
8年ぶりの日本復帰だが、チームには両手を上げての歓迎ムードが漂っているとは言い難い状況。楽天生え抜き組より西武からの移籍組が幅を利かせているふしがあった。投手では岸孝之、涌井秀章、牧田和久。捕手では今季途中からだが炭谷銀仁朗。野手は浅村栄斗……など錚々たるメンバー。その上、監督も西武で引退した石井一久。
マスコミが一挙手一投足に注目する中、田中は順調に調整を続け開幕に向かって準備。そんな状況下、「開幕戦で投げたい」と宣言したのが移籍2年目の涌井。昨年11勝上げているとはいえ、田中の復帰に水を差すと受け取られかねない発言。しかし、石井監督は唯々諾々とそれを認め、田中は開幕2戦目と発表。
結局、田中の故障で初戦先発は約20日遅れの4月17日。3失点で敗戦したが2戦目で初勝利。続く3戦目では無失点勝利としたが、そこからシーズン終盤まで殆んど打線の援護がない。最多5失点の試合もあったが殆んどの試合を自責点3以内に抑えながら味方の援護がない。10月16日時点での防御率はリーグ4位の2.90と上位だが、援護率はリーグワーストの2.32。4勝8敗の成績もむべなるなかという状況。
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来シーズンはどこへ❔
好投を続けながらも勝ち星に結び付かない田中。これまで、今季22登板で17回のクオリティ・スタートと安定していながら、味方打線に見殺しにされている田中。10月17日の途中降板では、おそらく初めてのベンチにグラブを叩き付ける行為を見せた。もう、このチームには居ない方が良いのでは……。
そこで気になるのは田中の来シーズンの動向。今季の契約は年俸9億円とも言われているが、来季は自分が残留か移籍かを選べる内容と聞いている。仮にその通りなら、ヤンキースに戻る話しになっているのか。それとも、他のメジャーから声が掛かるのか。いずれにせよ、楽天からは離れて他の球団を探すのが田中にとってベストの選択になるのではないだろうか……。
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