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奥川恭伸・佐々木朗希2019年ドラフト指名選手の評価と将来性

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コロナウイルス禍の中、オリンピック開催の是非まで取り沙汰されているが、プロ野球は観客数制限されながらも中止にならずに試合は続けられている。そのコロナウイルス感染が発生する直前に指名された2019年ドラフト指名選手。

『奥川・佐々木世代』とも言われるように、夏の甲子園準優勝投手奥川恭伸が3球団、160キロを超す速球が魅力の佐々木朗希が4球団の指名。新人として臨んだシーズンでいきなりコロナウイルス感染に翻弄された、2019年指名選手達の現状を探ってみた。

奥川恭伸(ヤクルト) 投手

今更くどくど言う事もないと思うが、2年前の夏準優勝に終わったが間違いなく甲子園で最も輝いた奥川恭伸。対旭川大高戦の1-0での完封勝利を皮切りに、先発にリリーフにと八面六臂の活躍。準決勝までは自責点無し。決勝では疲れから打たれたが、文句無しの高校ナンバーワン投手

2019年ドラフト会議でヤクルトに1位指名されて入団一年目は二軍スタートながら7試合に登板し、防御率1.83の好成績。ヤクルトの最終戦となる11月10日の広島戦に初先発。3回持たず5失点でプロ初黒星。

2年目の今年は開幕3試合目に先発登板も5回3失点で黒星スタート。4月8日広島戦で5回5失点ながらも打線の援護でプロ初勝利。150キロ台の直球にキレのあるスライダーとフォークで経験を積んで、持ち味のクレバーな投球でヤクルトのエースを目指す。

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佐々木朗希(ロッテ) 投手

『令和の怪物』『投げない怪物』とも言われた佐々木朗希。岩手県立大船渡高校では一度も甲子園出場はなかったが、163キロの球速が話題を呼び、3年生の県大会決勝で投げなかった事が社会問題となった。ドラフト会議で4球団競合の末ロッテに入団。

あの、大リーグエンゼルスの大谷翔平をも凌ぐポテンシャル。すぐにもプロ初登板かと思われたが、「試合レベルに達していない」という井口資仁監督の判断で一年目は、一軍に帯同しながら肉体強化を図る。結局、一軍、二軍共に公式戦登板なしに終わる。

2年目は二軍戦で5試合登板し、5月16日の西武戦で一軍初登板。5回を投げ4失点で勝敗付かず。二度目の登坂となる5月27日の阪神戦で初勝利を挙げる。しかし、最高球速は150キロ前半にとどまる。ロッテの指導も問題だが、豪速球復活が大成の鍵

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小深田大翔(楽天) 内野手

奥川恭伸や佐々木朗希などの高校生投手が注目された中、社会人野手としての即戦力を買われた小深田大翔。高校生までは無名の存在だったが、近大で1年秋からレギュラーを獲得。関西六大学リーグでベストナイン3度受賞と活躍。

その後、社会人野球の大阪ガスに入社。遊撃手として都市対抗野球初優勝に貢献。楽天から1巡で指名されて入団。俊足と守備範囲の広い内野手として一年目から活躍。2割8分8厘、17盗塁は立派の一語に尽きる。

今シーズンは遊撃手のレギュラーとして内野の要として守備で貢献。打者としても1番を任せられる事もあり、存在感を増している。ただ、今年は今のところ2割4分7厘と苦しんでいる打撃と共に、盗塁の成功率をアップさせる事が課題になる

森下暢仁(広島) 投手

プロ入りする選手は子供の頃からリトルリーグで活躍するケースが多い中、小、中学校とも軟式野球部所属の森下暢仁。高校は名門大分商業で、1年生時夏の甲子園に控えでベンチ入り。しかし、2、3年生時とも県大会敗退。が、U-18日本代表に選出される。

大学は明治大学に進み、1年生の春から東京六大学リーグ戦に登板。2019年全日本大学野球選手権大会で優勝するなど活躍。同年、広島から1巡目て指名される。150キロ台の速球にカーブ、チェンジアップ等を織り交ぜ10勝3敗で新人王に輝く

今年は大黒柱の大瀬良大地が開幕に間に合わないため、エースとしての活躍が期待された。しかし、球団内のコロナウイルス感染で濃厚接触者と判定される等で登板数も少なく3勝4敗と苦戦。ただ、打線の援護にも恵まれないケースもあり、今後の活躍に期待。

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宮城大弥(オリックス) 投手

今年最もブレイクした一人が宮城大弥。沖縄興南高校で1年夏、2年夏に連続甲子園出場。3年生時は決勝で沖縄尚学に敗れ甲子園出場を逃したが、U-18日本代表メンバーに選ばれる。2019年ドラフト会議でオリックスに1位指名されて入団。

入団一年目の2020年は2軍でスタート。13試合登板、6勝2敗、防御率2.72でウエスタン・リーグ最多勝。10月4日の楽天戦でプロ入り初登板初先発を果たす。11月6日の日本ハム戦でプロ入り初勝利を挙げる。

今年は開幕2戦目で先発登板。7回2失点で勝利投手となった。4月22日時点で2勝を挙げていたが、急性胃腸炎で登録抹消。その後復帰して現在6勝1敗。近頃ない破天荒な面のある選手で、縁起を担いでの長髪をいきなり坊主頭にしたり、場外でも大活躍

奥川恭伸&佐々木朗希については⤵️⤵️に詳しく掲載しています

『2019高校野球ライバル物語』奥川恭伸&佐々木朗希。