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プロ野球高卒2年目『清宮世代』の現状は?出世頭派はヤクルト村上!

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暑い夏を更に熱くして全国のファンを熱狂させている甲子園。今年も昨年に負けず劣らずドラフト会議で注目を集めそうな逸材が出てきているが、毎年ドラフト会議で指名されてもプロで生き残っていくのは一握り。

今回は2年前のドラフト会議で指名された、いわゆる『清宮世代』と言われた高卒2年目の選手の現状を探ってみた。本家清宮を超えた選手は……。

● 高卒2年目セ•リーグ編

★ 広島

1位 中村奨成(広陵)捕手 一軍出場なし

2位 山口翔(熊本工)投手 8試合 1勝2敗

4位 永井敦士(二松學舍大附)外野手 一軍出場なし

5位 遠藤淳志(霞ヶ浦)投手 25試合 5H

育成1位 岡林飛翔(菰野)投手 一軍出場なし

育成2位 藤井黎來(大曲工)投手 一軍出場なし

育成3位 佐々木健(小笠)投手 一軍出場なし

夏の甲子園で1大会最多本塁打記録を更新すると共に、強肩の捕手として注目された1位指名の中村奨成はプロ入り後怪我に悩まれて、まだ二軍で奮闘中。

2位指名の山口翔が先発、中継ぎに8試合登板して5月30日のヤクルト戦で先発し、7回を1安打0点に抑える快投で嬉しいプロ初勝利。現在は二軍落ちしているが、本格派の右腕として期待されている。

4位指名の遠藤淳志はパ•リーグとの交流戦の6月7日ソフトバンク戦で中継ぎとして登板し、1回を無失点に抑えそのまま貴重な中継ぎとして、25試合登板5Hとリーグ4連覇を狙う広島の勝利に貢献している。

★ ヤクルト

1位 村上宗隆(九州学院)捕手 113試合 .238 83打点 28本塁打

5位 金久保優斗(東海大市原望洋)投手 一軍出場なし

開幕から一軍入りをして現在全試合出場の村上宗隆。本来は捕手だが一塁手、三塁手として打点はリーグトップの85。本塁打も既に29本と二冠も夢ではない。高卒2年目でのこの数字は清原和博、松井秀喜以来で将来どれほどの大物になれるか楽しみしかない。

★ 巨人

8位 湯浅大(健大高崎)内野手 一軍出場なし

育成1位 比嘉賢伸(盛岡大附)内野手 一軍出場なし

育成2位 山上信吾(常磐)投手 一軍出場なし

育成4位 田中優大(羽黒)投手 一軍出場なし

育成7位 折下光輝(新野)投手 一軍出場なし

育成8位 荒井颯太(関根学園)外野手 一軍出場なし

三軍まである選手層の厚い巨人では高卒の若手が直ぐに活躍するのは難しいが、過去にも育成選手を抜擢してきた土壌があるだけに夢を諦めないで頑張って欲しい。

★ DeNA

3位 阪口皓亮(北海)投手 3試合 0勝1敗

5位 櫻井周斗(日大三)投手 12試合 1H

育成1位 中川虎大(箕島)投手 1試合 0勝1敗

巨人と対照的に3人全てが一軍のマウンドを経験している。まだ、全幅の信頼とは行かないかもしれないが、櫻井、中川は現在も一軍に帯同しているので更なる活躍が期待される。

★ 中日

2位 石川翔(青藍泰斗)投手 

2018年 1試合 1H

3位 高松渡(滝川第二)内野手 一軍出場なし

4位 清水達也(花咲徳栄)投手

2018年 2試合

2019年 8試合 2勝2敗

5位 伊藤康祐(中京大中京)外野手 14試合 .188 1打点

6位 山本拓実(市立西宮)投手

2018年 1試合

2019年 4試合 1勝3敗

5人の内4人が既に一軍デビュー。特に、6位の山本は今年は7月24日から4試合連続して先発のマウンド。1勝しているが更に勝利を積み上げられるか。

★ 阪神

6位 牧丈一郎(啓新)投手 一軍出場なし

阪神は高卒新人が牧一人だけだったが、昨年2018年のドラフト会議6位で指名された湯浅京己(聖光学院)投手は高卒でBC•富山でプレーし、指名されたので1年遅れたが『清宮世代』の一人。まだ2人共一軍出場はないがこれからの健闘を祈りたい。

セ•リーグではヤクルト村上宗隆が断トツの出世頭なのは間違いない。あとは、広島の遠藤淳史、中日の清水達也、山本拓実辺りが戦力になっている。しかし、まだプロ入り2年目。戦いは始まったばかり、これから巻き返しを図る選手達にもエールを送りたい。

 

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