開催そのものが不透明で侃々諤々が続いた東京オリンピック。しかし、菅政権のごり押しでどうやら開催の方向に決まったようだ。ただ、緊急事態宣言解除で懸念されるリバウンドと、インド株の感染拡大によっては無観客か観客を入れるかはまだ不透明で、紆余曲折が予想される。
それはさておき、各競技で続々と代表が決まって低調なオリンピックムードも少しずつ盛り上がりを見せてきている。そんな中、オリンピック野球代表、侍ジャパン2021メンバー24人が発表された。これまでの国際大会より人数が少なく、実績十分ながら選ばれなかった選手もいるが、取り敢えず稲葉篤紀監督が選んだ最強布陣を検証してみた。
侍ジャパン24人
投手(11人)
11 菅野智之 (31) 巨人
12 青柳晃洋 (27) 阪神
13 岩崎優 (29) 阪神
15 森下暢仁 (23) 広島
17 山本由伸 (22) オリックス
18 田中将大 (32) 楽天
19 山崎康晃 (28) Dena
20 栗林良吏 (24) 広島
22 大野雄大 (32) 中日
41 中川皓太 (27) 巨人
61 平良海馬 (21) 西武
捕手(2人)
10 甲斐拓也 (28) ソフトバンク
7 梅野隆太郎 (30) 阪神
内野手(6人)
1 山田哲人 (28) ヤクルト
2 源田壮亮 (28) 西武
3 浅村栄人 (30) 楽天
4 菊池涼介 (31) 広島
6 坂本勇人 (32) 巨人
55 村上宗隆 (21) ヤクルト
外野手(5人)
8 近藤健介 (27) 日本ハム
9 柳田悠岐 (32) ソフトバンク
31 栗原陵矢 (24) ソフトバンク
34 吉田正尚 (27) オリックス
51 鈴木誠也 (26) 広島
東京五輪勝ち上がり方式
今回の東京オリンピック野球競技は出場国が6ヶ国だけ。コロナウイルス感染の影響でまだ5ヶ国しか出場国が決まっていない。日本、イスラエル、韓国、メキシコ、アメリカ(残り1ヶ国は6月22日からメキシコで開かれる最終予選で決定)。
オープニングラウンド(一次リーグ)
グループA(Team 1、2、3)
グループB(Team4、5、6)
まず、6チームをA、Bの2グループに分け、グループ毎に各チーム2試合ずつのリーグ戦を行って、グループの順位を決める。
決勝トーナメント
8月1日 A3位-B3位(注1)
A2位-B2位(注2)
8月2日 注2勝者-注1勝者(注3)
A1位-B1位(注4)
8月3日 注3敗者-注2敗者(注5)
8月4日 注5勝者-注4敗者(注6)
準決勝
8月4日 注4勝者-注3勝者(注7)
8月5日 注6勝者-注7敗者(注8)
一見、複雑な気がするが、柔道などで行われている『敗者復活戦』の変形で、例えオープニングラウンドで3位になったり、決勝トーナメントで一度敗退しても、その後の敗退復活戦で勝ち進めば優勝やメダル獲得の可能性が出てくる。
3位決定戦(銅メダル決定戦)
8月7日 注6敗者-注8敗者
決勝(金、銀メダル決定戦)
8月7日 注7勝者-注8勝者
日本は優勝出来るのか❔
今回のオリンピックは6ヶ国と参加数が少ない上に、日本のプロ野球と違ってアメリカ大リーグは開催されるので、各国のメンバーが最強とはならないはず。その上、強敵とみられた台湾、オーストラリアが最終予選を辞退。
まだ、最終予選からの1ヶ国は決まっていないものの、日本の戦力からみてメダル獲得は確実。もちろん、トーナメントなので番狂わせの可能性は否定出来ないが、余程の事がない限り金メダルを獲得出来る。
投手陣は外国人対決の経験豊富な田中、ペナントレースで好調な山本、実績のある菅野や大野。さらに、絶好調の平良もいて万全。打者は柳田、坂本の30代コンビをリーダーに、充実期を迎えた山田、吉田、鈴木に、最年少の村上と隙のない布陣。
最後に、私の推す先発メンバーを記してみる。
1 山田哲人(DH)
2 菊池涼介(二塁手)
3 柳田悠岐(中堅手)
4 鈴木誠也(右翼手)
5 吉田正尚(左翼手)
6 坂本勇人(遊撃手)
7 村上宗隆(三塁手)
8 浅村栄人(一塁手)
9 甲斐拓也(捕手)
先発投手 田中将大
皆さんも自分の推す先発メンバーを考えて楽しみながら、侍ジャパン金メダルを期待しましょう。
侍ジャパンについては⤵️⤵️も読んでみて下さい。