東京オリンピックもほぼ半分の日程を消化して、最初は国別メダル獲得でトップに立っていた日本も予想通りに中国とアメリカに抜かれてしまった。ま、メダル獲得数もだいたい人口に比例しているようなものだからこんなところでしょう。ただ、気になるのは選手の参加人数。日本は580人台だが、各国の正式な人数が公開されていないような気がします。何故かな……。
7月31日
銀 柔道混合団体
銅 アーチェリー男子個人 古川高晴
8月1日
銅 体操男子種目別あん馬 萱
8月1日現在 金17銀5銅9
愚直に的を見詰めて・古川
青森県立青森東高校で「弓道をやりたかったが部がなかった」という理由で始まった古川高晴のアーチェリー人生。しかし、すぐにのめり込んで日本一と言われる程の練習で腕を磨いていく。高校三年生で国体優勝。20歳でアテネオリンピック出場。
そのアテネで山本博の銀メダルを目の当たりにして、更に練習に熱が入る。次の北京オリンピックこそ1回戦で敗退したが、2012年ロンドンオリンピックでは順調に勝ち上がり銀メダル獲得。アテネの山本博に並んだ。
今大会は男子団体に続く銅メダルで、日本アーチェリー最多の3個目のメダルを獲得した。これで、アテネから数えて5大会連続のオリンピック出場。36歳になるが、この競技はまだまだやれる。「パリで混合団体のメダルを取りたい」と、6大会連続と全種目のメダル獲得に的を絞った。
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今大会の勝ち組・柔道
東京オリンピック序盤戦の日本の躍進を牽引したのは柔道。男子60キロ以下級から100キロ超級。女子は48キロ以下級から78キロ超級までの男女14種目。それに、新種目の混合団体を加えた全15種目中、金9銀2銅1と合計12個のメダル獲得。
何故、これ程の活躍が出来たのか。まず、一番目に挙げられるのは地元開催。これは、柔道に限らず殆どの競技に言える事だが、海外の選手達は選手村と練習場を行き来し、練習時間も限られる中、日本はナショナルトレーニングセンターに宿泊して十分な調整が出来た。いわゆる、《地の利》だ。
もちろん、《地の利》は過去の大会でもあったが、今回はコロナウイルス感染で選手村で過ごす海外の選手達が、様々に制限されるので特に影響が大きい。しかし、それ以上に大きいのは選手達の精神力。それぞれの課題を克服し、コロナウイルス禍の中でも目標を見失わずに貫いた意志こそが柔道躍進の全て。
昨日のアラカルト
まさかの敗退だった。史上初の決勝進出も期待された陸上男子100m。日本最速9秒95の山縣亮太。抜群のスタートで日本選手権を制した多田修平。後半の伸びに定評9秒98の小池祐貴。3選手とも地元開催の重圧に呑まれたのが原因の気がする。しかし、決勝は3着まで9秒8台の決着。絶対的スピードと共にメンタルの強化が、世界に通用する課題だ。
一つ気になる事がある。最近の選手達は憚る事なく感情を露にする。勝った時は派手なガッツポーズやジャンプ。負けた時は脇目もふらず大粒の涙を流して悲嘆に暮れる。素直に自己表現するのはいいが、相手の気持ちを推し量る事を忘れてはいないだろうか。おざなりの握手やハグより、しっかり相手の目を見て感謝の意を伝える事こそがリスペクトではないだろうか。
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