オリンピックで盛上がる中、コロナウイルス感染は拡大し続けて東京都で1日5000人、全国では15000人超え。活躍している選手の裏で感染しても入院もままならない患者や、命懸けで懸命に治療にあたる医療関係者がいる事を忘れてはならない。あと3日出来るだけ感染が広がらない事を祈るだけ。
8月5日
金 レスリング女子57キロ級 川井梨紗子
銀 空手女子形 清水希容
銀 陸上男子20キロ競歩 池田向希
銅 ” ” ” 山西利和
銀 卓球女子団体
銅 ボクシング男子フライ級 田中亮明
8月5日現在 金22銀10銅14
歴史的快挙の銀銅・競歩
マラソンや競歩は暑さ対策のために東京から札幌に変更。ところが、皮肉にも札幌の方が東京より高い気温になる日も多く、この日は午後4時半でも31度。まだ、メダル獲得がない競歩男子20キロ。有力3選手が出場する日本は十分に暑熱対策を取ってスタート。
序盤に飛び出した中国とインドの選手を12キロ過ぎで捕えた第2集団。16キロ過ぎから世界選手権覇者山西利和がスパート。池田向希とスタノ(イタリア)が続いて優勝争いは3人に絞られた。その後、スタノがスパートして息切れする山西を抜いた池田がスタノを追う。
残り2キロでスタノと池田の一騎討ち。ラストスパートしたスタノに付いていけずに9秒差で2着に池田。山西が3着。金メダルは取れなかったが、この種目初めてのメダル。陸上では1936年ベルリンオリンピック以来85年ぶりとなるダブルメダル獲得。日の傾いた札幌で池田の笑顔が弾けた。
突き破れなかった壁・卓球女子
平野美宇と石川佳純が積極的に先攻をかけて中国ペアに襲い掛かる。1セットを11-9で先取した時は、これまでの二人の勢いからして行けるかなと思わせた。日本が勝つには初戦のダブルスを取るのが絶対条件。しかし、本気になった中国との打ち合いに押されて3セット連取された時点で勝負ありも同然。中国に焦りを生じさせる事が出来なかった。
シングルス準決勝で完敗した相手に立ち向かった伊藤美誠も、1セット取るのが精一杯で返り討ちに遭った。今大会団体戦のシングルスでも快進撃の平野も、第2セット波に乗りかけたが結局はストレート負け。史上最強メンバーと言われ、今大会全試合ストレート勝ちの日本でさえ歯が立たない中国。その壁のとてつもない高さと厚さを思い知らされた決勝戦だった。
昨日のアラカルト
今、流行りの『二刀流』。冬季オリンピックスノーボード銀メダリスト平野歩夢の挑戦。もともと、スケートボードとスノーボードの両方やっていたので、天才平野ならやってくれるかもしれない……と期待した。スノーボードで培った高さと回転は武器になったが、空中技以外は本職に見劣りしていた。半年後に迫った冬季五輪への準備不足が気になるが、今度こそ天才の技を発揮して欲しい。
柔道阿部が兄妹金メダルなら、こちらは姉妹チャンピオン。リオデジャネイロオリンピックでは63キロを制した川井梨紗子が、オリンピック5連覇を狙う伊調馨との代表争いに勝って、妹・友香子とのダブル金メダルを目指した東京での頂上。悪役に扱われ誹謗中傷まで書き込まれたどん底から這い上がって見た2大会連続の金はどんな色だったのだろうか……。
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