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冬季北京オリンピック、ヒーロー&ヒロイン❗高木美帆、複合団体

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冬季北京オリンピックも主な競技は今日と明日で終了。最終日の20日はアイスホッケーやカーリングの決勝など4つの競技を終えて、閉会式を待つ事になる。昨日2月17日時点で日本のメダルは金3銀5銅9の合計17個となって、冬季オリンピックのメダル獲得数を更新中。ただ、個人的には総数は増えているが金メダル数が伸び悩んでいる気がする。もちろん、メダリストだけでなく好きな競技や選手には成績に関係なく応援しているが、選手としてはやはりメダリストになるのが目標なはず。競技レベルや環境などで運不運もあるし、例えメダル獲得成らなくても胸を張って帰ってきて欲しい。

2月17日

金 スピードスケート女子1000m 高木美帆

銅 スキー複合男子団体

銅 フィギュアスケート女子 坂本花織

2月17日現在 金3銀5銅

驚異のオールラウンダー・高木美帆

凄いという言葉しか見当たらない。正に驚異のオールラウンダー高木美帆。これに匹敵するのは1988年カルガリー五輪で500m、1000m、1500m、3000m、5000mと全ての個人種目で入賞した橋本聖子ぐらいか。500m金、1000m銀、1500m銀、3000m6位、パシュート銀、今後これ程の選手が現れるのかという程の【氷上の鉄人】振りはこの先語り継がれるはず

そのオールラウンダーとなる原点は【初代オールラウンダー】橋本聖子との出会いというから面白い。2010年スピードスケート代表最年少で1000m、1500mに出場して惨敗。その時、「もっと500mも走れるスピードを付けて、オールラウンダーになりなさい」と助言されたという。それから12年後、天才少女は期待を遥かに上回るオールラウンダーとして世界に君臨した

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28年振りの歓喜・スキー複合男子団体

ついに定位置から這い上がって銅メダルを掴んだ、渡部善斗、永井秀昭、渡部暁斗、山本涼太。ノルディックスキー複合は個人では3大会連続メダリストの渡部暁斗がいるが、1994年リレハンメル五輪の金メダルから28年間団体のメダル獲得はない。その原因は、ジャンプでは好位置に付けても、距離で世界の強豪達と争えるのは渡部暁斗しかいないという現実

前半のジャンプを終えた時点で、日本はオーストリア、ノルウェー、ドイツに次ぐ4位。この時点でメダル獲得は無理かもと思われた。上位にいる3ヶ国は五輪2大会、世界選手権3大会連続で表彰台を独占している強豪。走力で劣っている日本はジャンプでリードするのが唯一の勝ちパターン。3走の渡部暁斗が一時トップに立つ健闘で4走に2位でつなぐ。最も若い山本は「先輩方を表彰台に上げたい」という気持ちのこもった走りで3位に粘り込んだ。「団体のメダルは個人の何倍も喜べる」と渡部暁斗は笑顔で酔いしれた

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トピック(カミラ・ワリエワ)

ある意味、今世界で最も注目を浴びる15歳のカミラ・ワリエワ。【絶望】との愛称で怖れられる今シーズン無敗の天才少女が、2回の転倒などでSP首位からまさかの4位に転落。禁止薬物で揺れるフィギュアスケート女子は波乱の展開で幕を下ろした。ワリエワが自身の意思で禁止薬物を飲んだのかは分からない。しかし、15歳には厳し過ぎる世界中のバッシングの嵐に堪えられず自滅してしまった

はっきり言って、ワリエワ程の実力なら薬物など使用しなくても勝てるはず。もし、これがコーチなど関係者が半強制的に使用させたものなら、一人の天才ジャンパーを葬り去る結果になるかもしれないという事を猛省して欲しい。まるで公開処刑のように、精神的に追い詰めて氷上に晒して潰しても、次々と新しい才能が現れるから痛くも痒くもないというなら、ロシアスポーツ界の闇は余りにも深すぎる

今日、明日の見所

第15日(18日)は、スピードスケート男子1000mにスプリント界のエース新濱立也、500m銅メダリスト森重航、更に小島良太の3人が登場。また、フィギュアスケート・ペアに進境著しい三浦璃来・木原龍一組がSPに挑む。昨日、敗退して諦めたはずが一転して準決勝進出を決めたカーリング女子にも注目

第16日(19日)は、スピードスケート男女マススタートの1回戦から決勝までが行われ、前回優勝の髙木菜那が連覇に挑む。また、フィギュアスケート・ペアのフリーに三浦璃来・木原龍一組がメダル獲得目指して最後の滑走に託す

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