
プロ野球交流戦も数試合残すのみ
今年もパ・リーグの圧勝で終わり
そのパ・リーグの3投手のリポ!
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高橋光成
甲子園の優勝投手でもあり、ドラフト1位指名でもある西武の高橋光成。高卒ながらルーキー年から勝ち星を挙げて、将来のエースと期待された逸材。しかし、一年後輩で今年メジャー移籍した今井達也同様にエースになり切れていない印象。
その要因は暴投の多さにある。最速158キロのストレートとフォークボール、縦のスライダーが武器だが、その縦系の変化球でのしばしばの暴投が成長を阻んできたようだ。昨年までの11年ものキャリアの中で無四球試合が1に終わっているのが全てを物語っている気がする。
ただ、近年は縦系だけの変化球に拘らずカットボールも投げるようになり幅が広がってきた。2022年から3年連続二桁勝利で独り立ち。が、翌2024年は開幕から調子が上がらす連敗を続け、パ・リーグワーストタイの開幕から11連敗でシーズンを終えてしまった。
しかし、そこから立ち直り今年は今井が抜けた投手陣の支柱として7勝3敗の好成績。スイーパー、シンカーと更に球種を増やし、防御率も1.08と乗りに乗っている。昨年、条件が合わずに諦めたメジャー移籍。その時、最後まで見守ってくれた西武の為に先頭に立ってV奪回へ突っ走る。
平良海馬
沖縄県立八重山商工出身の平良海馬。以前は春夏連続で甲子園出場を果たした高校だが、平良の在籍時はその面影は失せて部員数も足りなくなり連合チームで試合に臨むような状況。甲子園出場どころか3年時には公式戦で1勝も挙げられずに卒業。
しかし、下半身を中心に励んだ筋力トレーニングで球速がアップし、最速154キロを投げるまでに成長。それが目に留まり2017年ドラフト4位で西武に指名された。2年目から主に中継ぎとして起用されて、3年目の2020年には33ホールドと結果を残して新人王を獲得。
その後も中継ぎ、抑えに活躍し、2023年から念願の先発に回った。その年、いきなり11勝7敗の好成績でローテーション入り。しかし、翌年右前腕の故障で登録抹消されると、復帰後は再び中継ぎに戻り、更に翌2025年はクローザーに転向。31セーブで最多セーブのタイトル獲得。
今年から再び先発に戻り、豪速球とスライダー、カットボール等の多彩な変化球を駆使して5勝1敗と活躍。特に防御率は両リーグを通じて唯一の0点台の0.82をマーク。プロ初完投、完封も達成し3、4月の月間MVP獲得など乗りに乗っている。高橋光成と共に6年ぶりの優勝を目指す。
大津亮介
セ・リーグ編で紹介した投手も含め、20代後半から30歳前後までの油の乗る時期に掛かった時点で覚醒した選手の活躍が目立つ今季。プロ入り4年目のソフトバンク大津亮介もその一人。本格的に投手となったのは帝京大学へ進学してからという変わり種。
当然、ドラフトには縁がなく大学卒業後は社会人野球の日本製鉄鹿島へ。一年目から主力として活躍し、社会人野球の二大大会の日本選手権と都市対抗野球の出場に貢献した。最速152キロのストレートと制球力に優れ、即戦力の右腕としてプロ球団のスカウトの注目を集める存在になった。
球速はプロとしてずば抜けたものではないが、チェンジアップ、ワンシーム、スライダー、カットボール等を操りコントロールの良さが売り。一年目から中継ぎで起用され、昨年から先発を任されて7勝、6勝。注目すべきは四死球の少なさ。それは野手の守りにも好影響を与えるはず。
当初は6番目の先発という位置付けだったが、安定感はチーム随一で7勝1敗と既に一昨年の勝ち星に並んだ。特に交流戦では3戦無敗で、初の完封勝利を被安打1の完璧な投球で飾った。好調な西武を3ゲーム差で追い掛けるソフトバンクの、三連覇を目指すには欠かせない存在になってきた。
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