
先週末も色々な競技に選手達が躍動した
その中から野球と卓球という2つの球技
三冠王を狙う阪神タイガースの佐藤輝明
WTTコンテンダーを制した、平野美宇
先週輝いた2人のリポート
三冠王確定か佐藤輝明
阪神4番の佐藤輝明の勢いが止まらない。シーズン中盤までは打率、打点はトップを走っていたが最も確実と思われていた本塁打争いで苦戦。同僚の森下翔太に常に先行されていたが、8月、9月になって佐藤の勢いが加速。あっという間に並ぶや突き放してしまった。
現在、セ・リーグの打撃成績は打率、打点、本塁打共に佐藤と森下の阪神コンビの争いになっている。打率はトップ佐藤.320に対して2位森下.300、DeNA牧秀悟の.286。打点はトップ佐藤92に対して森下と、巨人のダルベックの73打点。
そして、本塁打は佐藤35本、森下32本と続き、3位のDeNA牧秀悟とダルベックが大きく離れた22本。ほぼ、阪神コンビの2人の争いが続いている。その本塁打争いでは8月初旬には森下に3本差を付けられていた佐藤。そして、佐藤が打てば森下が突き放すという展開が続いていた。
徐々に佐藤が追い上げて8月中旬からは29本で並走。8月21日には森下が先に30号の大台に乗せると、佐藤も負けじと並ぶ。再び森下が一歩リードして佐藤は沈黙し、8月を終える。しかし、9月になって佐藤のバットが火を噴いた。1日から3試合連続4アーチで抜け出す。
森下も5日に32号を放つが翌6日に佐藤が再び3本差に広げる35本目のアーチ。阪神の残り試合数は21。打点は佐藤でほぼ確定。3本差の本塁打と2分差の打率はまだ森下にチャンスは無くもない。しかし、今の勢いからして佐藤の三冠王はほぼ確定と言っても過言ではないだろう。
復活なるか!平野美宇
どの競技にもよく言われる黄金世代。卓球では2000年生まれの平野美宇、早田ひな、伊藤美誠の3人。最初に頭角を現したのが平野。2016年のリオ五輪こそ伊藤に代表を奪われたが、ハリケーン・ヒラノと中国勢に恐れられたのは大会中に17歳の誕生日を迎えたアジア選手権。
その前に単独での中国武者修行で力を蓄えた平野は、攻撃卓球で準々決勝からの3戦全て中国勢を打ち負かして優勝。その衝撃は卓球王国中国のメディアにハリケーン・ヒラノと報じられ世界の注目の的となった。更に、世界選手権で48年ぶりのメダル獲得等、勢いは止まらない。
ただ、危機感を抱いた王国中国が平野対策を講じて徹底的にマークされた。その後も活躍を続けたが、あと一歩のところでオリンピックのシングルス代表から漏れたり、腰痛に悩まされたりと紆余曲折の道を辿った。そして、パリオリンピックでは念願のシングルス代表として出場を果たした。
しかし、オリンピックの翌年の世界選手権で2回戦敗退。試合中に涙が出、敗戦後には全身が強張り呼吸も上手く出来ない過呼吸に陥ってしまった。一時は休養や引退までも考えた程打ちのめされた平野。その時、手を差し伸べたのは中国リーグの深圳大学コーチの張成コーチ。
パリ五輪まで平野を指導していたコーチからの誘いで、世界女王の孫穎莎も所属する強豪チームに助っ人として参戦。優勝に貢献した平野。今年からはTリーグでも所属先を4年間在籍した木下アビエル神奈川から、九州カリーナへ移籍して心機一転して2026年シーズンへ臨んだ。
しかし、国際大会への出場を減らしていた関係で最高5位の時もあった世界ランキングは今年8月末時点では38位。そして、先週行われたWTTコンテンダーアルマトイでランキング上位の日本選手を次々と倒して優勝。かって中国を恐れさせた平野。シン・ハリケーンヒラノが吹くのか。