中国で行われている2023アジア競技大会。時差が1時間しかないので無理無く楽しめていると思う
しかし、中国が各競技で圧倒的な強さを見せ、日本は韓国にも負けて3番手に甘んじている状況
中国は自国開催で各競技にエース級が参加しているので仕方ないが、韓国にも後れを取る日本にはがっかりする部分もある
その中で中国、日本共にエース級がぶつかりあった卓球女子。以前よりも差は無くなったように見えるが、やはり厚い中国の壁
卓球各種目の結果
女子団体
予選ラウンド
日本3ー0モンゴル
日本3ー0ベトナム
準々決勝
日本3ー0Chinese Taipei
準決勝
日本3ー1大韓民国
決勝
日本0ー3中華人民共和国
女子シングルス
早田ひな 銀メダル
平野美宇 ラウンド16敗退
女子ダブルス
張本美和・木原美愁 銅メダル
平野美宇・長崎美柚 ラウンド16敗退
混合ダブルス
張本智和・早田ひな 準々決勝敗退
日本選手の活躍❔
何か日本選手が大活躍と騒ぐ向きもあるが本当にそうだろうか。団体、シングルス、混合ダブルスと全て中国に後れを取り、女子ダブルスは韓国にも敗れ金メダルはゼロに終わっている。これで喜んでいては永久に中国に追い付けない。
とにかく、マスコミが騒ぎ過ぎ。あるネット配信などは『女子団体大健闘も……』というタイトルだったので、地上波で結果を確認出来ていない状態だった筆者は、2勝ぐらいしたのかと期待したが結局は3-0。
確かに3人ともストレート負けはなかった。ただ、平野美宇こそフルセットに持ち込んだものの早田ひな、張本美和は1セット取ったのみ。これで大健闘などとはしゃいでいるようではパリ五輪も金メダルは望めない。
これまでも国際大会で中国選手に勝ってシングルスで優勝した選手はいた。しかし、最近のオリンピックや世界選手権などの団体戦で優勝したのは皆無なはず。一見、追い込まれているように見えて負けない中国の底知れぬ強さこそ脅威。
無知なマスコミに踊らさせるような選手はいないと思うが、その気になって受かれていてはパリでしっぺ返しを食らう事になる。戦った選手自身が、あれでも勝てない中国の強さを再認識しているはず。
パリ五輪で逆転❔
バリオリンピックで中国に勝てるのか。パリへの切符は3枚のみ。まず誰が出場出来るのかが問題。オリンピックポイント争いは早田が確定。2位平野は今大会で多くの得点を目論んでいたが10ポイントの加算のみ。
3位に付ける伊藤美誠との差は20.5ポイント。最後まで激しい2位争いになる可能性もある。しかも、日本の悪い癖で純粋に上位3人で決めずに、3番目の選手はダブルスの相性も考えて選ぶという不可解な選考方法。
団体戦は平野が2位、伊藤が3位の場合はシングルス2試合を早田に任せて、最近全くダブルスで組んでいない平野と伊藤を組ませるのか。それとも、平野にシングルス2試合任せて、日本選手権ダブルス連覇中の早田・伊藤組で行くのか。
はたまた、伊藤に代えて同じチームでダブルスを組んだ経験のある張本を選出して、平野・張本組になるのか。これは、伊藤2位、平野3位になった場合も同じように悩ましい選択を強いられる事になる。
いずれにしても、今のままでは団体戦で中国に勝つのは難しい。出場の可能性のある選手全てのレベルアップが必須条件になる。
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